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詩集

陽炎の記憶

作者: ロースト

陽炎の思い出


あの日失った過去追い求め、

私は彷徨いながら、想い続ける。


忘れたくても忘れられない

それでも忘却の彼方に消えゆく。

あなたと過ごした思い出

一緒にいた時間が私達を結ぶ最後の絆。


こんなに好きなのにこんなに近くなのにと

思わずにはいられない想い。


光り輝く大切なもの

確かに大切なのに、わからない。

それでも燈る灯は小さくて

でも大切な何かだと思うの。


陽炎のように揺れて消えてを繰り返す。

光に照らされた想いは何も映さず水の様ね。


波紋を広げるばかりだけど

想いはそこにきっとあるはず。


静かで儚く写るけど映さない、

光に映されない想いは私の頬を濡らしていく。


過ぎ行く時間が枯らしてくれると、

わかってはいるけれど、

それがいつなのか、わからない。


後悔も思い出も何もかもを流してくれると

信じてやまないのは確かにある。

それでも私は信じて涙を流す。

頬を流れる涙は悲しみだけじゃなく、

あなたを想う気持ちも優しいものに変えてくれるはず。


あなたのぬくもりがそこにあったから

だから私は笑っていられたの


今ここにはあなたのぬくもりはないけれど、

あなたがここにいたことを知っている。

だから私は希望を捨てない。


だから私は笑顔で歌うのよ。

私とあなたが出会ったきっかけだから。

あなたへの想いをのせながら、

あなたの好きな旋律で

ありがとうと大好きを紡ぐ。


私に出来る精一杯をあなたの為に。

あなたといた時を思い出しながら

喜びも悲しみも全てを込めて

この歌をあなただけの為に

今日この場所で捧げます。

今日という日に感謝します。


ああ、涙って温かい

悲しいだけじゃなく

ぬくもりも感じるの

それは決して罪じゃなく

それは幸せなんだということ

初めて知ったんだと思うの。


涙の本当の意味を知ったような気分。

それはあなたに出会えたおかげ。

あなたには、幸せになって欲しい。


あなたは私の大切な友人です。


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