表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
星間乱舞!キャプテン・アストラの大英雄譚 銀河の黎明(ぎんがのれいめい)  作者: たむ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

97/130

第百章 銀河警察総力戦!ドタバタの果てに

ついに迎えた記念すべき第百章。

ノヴァ・リュミエール号のクルーたちが銀河警察に巻き込まれてからというもの、ドタバタ続きの事件が絶えなかった。そして今、銀河を騒がせてきた宇宙海賊団が最大規模の艦隊を結集し、同盟領への大規模侵攻を開始する。

迎え撃つは銀河警察総力戦――だが、その最前線にまたしてもアストラたちが放り込まれるのだった。

果たして彼らの胃痛とドタバタは、銀河を救う鍵となるのか。

「はぁ!? 総力戦!? 何でまた僕らが最前線なのさぁぁぁぁ!」

アストラの悲鳴がブリッジに響いた。


「銀河警察の指令です。逃げ場はありません」マリナが淡々と答える。

「いやぁぁぁ! せめて後方支援に……!」

「アストラ、私たちの船は“ドタバタ運用”で有名になったんだから、最前線に置かれるのは当然よ」リーナが苦笑した。

「そんな名声いらなぁぁぁい!」アストラは頭を抱えた。


やがて戦場宙域に到着すると、そこには銀河警察の艦隊が整列していた。旗艦から司令官の声が飛ぶ。

『各艦、配置につけ! 本作戦は全艦の総力を挙げての迎撃である! ……なお、ノヴァ・リュミエール号は囮役を担当せよ!』


「え、囮!? ちょっと待っ……」

説明を最後まで聞く前に、カイが大喜びで叫んだ。

「やったぁ! 僕らの光源がついに主役だ!」

「いやいやいや! 囮って、つまり一番危険ってことだよね!?」アストラは絶叫する。


そこへ敵艦隊が一斉にワープアウト。無数の宇宙海賊船が闇の中から姿を現す。

「うひゃぁぁぁぁ! 数が多すぎる!」

「落ち着いてアストラ。私たちが囮をやれば、他の艦隊が有利になるの」マリナが冷静に告げた。

「それ、僕の寿命と引き換えじゃん!」


敵旗艦から通信が入る。

「ほぉ……また会ったな、ドタバタ船団! 今回はこの銀河ごと沈めてやるぜ!」

「だから“ドタバタ船団”って呼ぶなぁぁぁぁ!」


激戦が始まった。

ノヴァ・リュミエール号は敵艦隊のど真ん中に突っ込み、アストラは必死に操縦桿を握る。

「うわぁぁぁ! 左からも右からも撃たれてるぅぅぅ!」

「アストラ、右45度に回避! カイ、光源全開!」

「おう! ピカァァァァッ!」


カイの放つ光が敵艦の照準を狂わせる――が。

「ぎゃあぁ! 味方艦隊まで眩んでるじゃないの!」リーナが怒鳴る。

「し、仕方ないだろ! 囮だし!」カイは苦笑い。


敵弾をかいくぐりながら、マリナが指示を飛ばす。

「輸送船の退避路を確保するのよ!」

「そんな余裕ある!? 僕もう死ぬかも!」アストラは泣き叫ぶ。


そのとき、敵旗艦がノヴァ・リュミエール号に狙いを集中した。

「さあ終わりだ! ドタバタ船団!」

「終わらなくていいからぁぁぁぁ!」


だが――リーナの瞳が鋭く光った。

「敵旗艦のエネルギー炉に過負荷が! 今なら一点突破できる!」

「よし! 突っ込め!」カイが叫ぶ。

「うわぁぁぁ! やっぱり突っ込むの!?」アストラは半泣きで操縦桿を押し込む。


ノヴァ・リュミエール号が敵旗艦に接近、全火器を集中射撃。さらにカイの光源が目くらましとなり、マリナの指示で完璧な角度から砲撃が命中する。


「ぎゃあぁぁぁ! やられたぁぁぁ!」

敵旗艦は大爆発を起こし、海賊艦隊は総崩れとなって撤退していった。


「……し、死ぬかと思った……」操縦席にへたり込むアストラ。

「囮作戦、成功ね」マリナが淡々と頷く。

「僕の光源、今回ばかりは役に立っただろ!」カイは満面の笑み。

「いや……敵も味方も同時に眩ませただけだったよね……」リーナが冷たく突っ込む。


だが結果的に、銀河警察の総力戦は勝利に終わった。

そしてアストラたちは、またしても「英雄」と呼ばれる羽目になるのだった。

記念すべき第百章は、銀河警察総力戦の中での大ドタバタとなりました。囮役という最も危険な任務を押し付けられたノヴァ・リュミエール号でしたが、結果的に海賊艦隊を撤退させる決定打を放つことに成功しました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ