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星間乱舞!キャプテン・アストラの大英雄譚 銀河の黎明(ぎんがのれいめい)  作者: たむ


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第九十九章 宇宙海賊再来!ドタバタ護衛作戦

漂流船の救助を終えたノヴァ・リュミエール号に、休む暇はなかった。今度の依頼は「補給船団の護衛」。しかしその航路には、かつて交戦した宇宙海賊団が再び姿を現したという噂があった。

ドタバタ必至の護衛任務。アストラたちの胃痛と混乱に満ちた新たな作戦が幕を開ける。

「ええぇぇぇぇ!? 今度は護衛任務!?」

操縦席でアストラが絶叫する。


「補給船団が前線基地へ物資を運ぶ途中、宇宙海賊が襲撃する可能性が高いそうです」マリナが冷静に依頼内容を読み上げる。

「つまり僕らは最前線で盾になるわけだ……」アストラは青ざめる。


そこへカイが拳を突き上げた。

「よっしゃ! ドタバタでも何でも任せろ! 今度は僕の光源で海賊を撃退してやる!」

「いや、光で撃退できるのか……?」リーナが小声で突っ込む。


やがてノヴァ・リュミエール号は補給船団と合流した。小型輸送艇や貨物船が数隻、物資を満載にして護衛を必要としていた。

「私たちが最後の頼みの綱ね」マリナが呟く。

「……僕らを頼みにするって、この銀河も末だよ……」アストラは頭を抱えた。


任務開始から数時間後――。

「敵影接近!」リーナの声が響く。

センサーには無数の赤点が現れた。まさしく宇宙海賊団の艦隊だ。


「来たぁぁぁぁ!」アストラは絶叫しながら操縦桿を握りしめる。

「全艦、護衛フォーメーションを! 輸送船を囲んで守るのよ!」マリナが即座に指示を出す。


そこへ敵旗艦から通信が入る。

「へっへっへ……また会ったな、ドタバタ船団! お前たちが護衛とは好都合だ!」

「ドタバタ船団って言うなぁぁぁ!」アストラが反射的に怒鳴った。


海賊艦隊の猛攻撃が始まる。レーザーが飛び交い、輸送船団は必死に防御する。

「ぎゃあぁぁ! こっちに来てるぅぅ!」アストラは必死に機動回避。

「カイ、光源を使って敵の照準を乱して!」マリナが叫ぶ。

「任せろぉ!」カイが光源を最大出力に。


すると――。

「ぎゃあぁぁ! 味方の輸送船まで目が眩んでる!」

「敵も味方も区別なく眩ませてどうするのよ!」リーナが慌てて回線を切り替える。


混乱の中、アストラは輸送船を庇って急旋回。レーザー弾がかすめ、船体が大きく揺れた。

「うわぁぁぁ! 胃が……胃がぁ……!」アストラは悲鳴をあげる。

「胃じゃなくて船を守りなさい!」マリナが叱咤。


戦いは長引き、輸送船のエネルギーも限界に近づいていた。

そのとき――リーナが叫ぶ。

「敵艦の一部に指揮系統の遅れが! 旗艦を狙えば撤退させられる!」


「よし! 僕の光源で目印をつける!」カイが叫ぶと、旗艦に巨大な光の矢印を照射した。

「おい! 完全に僕らが狙われるだろそれぇぇぇ!」アストラが絶叫。


案の定、敵旗艦から集中砲火が飛んできた。

「ぎゃあぁぁぁ! やっぱりぃぃ!」

「でも敵の注意がこちらに集中したおかげで、輸送船が離脱できる!」マリナが冷静に判断。


リーナの指示で一斉射撃を行い、ノヴァ・リュミエール号は敵旗艦に直撃弾を与える。

「やられたぁぁ!」敵船団は大混乱に陥り、ついに撤退していった。


「ふぅ……終わった……」

全身を震わせながら操縦桿にしがみつくアストラ。

「護衛作戦、成功ね」マリナが微笑んだ。

「僕の光源、大活躍だったな!」カイは満面の笑み。

「いや……敵に『ここ狙え!』って教えてただけだろ……」アストラがぼそりと呟いた。


こうして、銀河を揺るがす宇宙海賊の再襲撃は撃退された。

だがアストラの胃は、今日もまた無事では済まなかったのである。

護衛任務に挑んだノヴァ・リュミエール号。ドタバタながらも連携の末、宇宙海賊を再び退けることに成功した。

だが銀河の平穏は束の間。

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