第九十七章 宇宙怪獣出現!ドタバタ救助作戦
銀河交易都市での商談を終え、資源と契約を確保したノヴァ・リュミエール号。ところが帰路において、近隣惑星から緊急信号が入る。宇宙怪獣が突如出現し、都市が破壊の危機に瀕しているという。アストラたちは住民救助と怪獣迎撃のドタバタ作戦に挑む――。
「宇宙怪獣……! なんで僕たちが行く先々で厄介事が発生するんだ……」
アストラは操縦席で顔を覆った。
「住民救助が最優先。怪獣との戦闘は最小限でいいわ」マリナが冷静に作戦を立てる。
「でも、怪獣相手に僕たちが勝てるのか?」アストラは不安げだ。
リーナは怪獣の生体反応を解析。
「巨大な触手と熱線を備えているわ。正面からの攻撃は危険」
「よし! 僕の光源で怪獣の動きと安全経路を可視化だ!」カイが得意げに装置を構える。
「いや、爆発じゃなくて光の誘導だからね!」アストラは絶叫。
惑星の上空に降下すると、都市を襲う怪獣の姿が見えた。高層ビルをなぎ倒し、住民たちが逃げ惑う。
「ぎゃあぁぁぁ! あれ、でかすぎる!」アストラは操縦桿を握る手を震わせる。
「カイ、光源で避難ルートを示して!」マリナが指示。
カイの光源が地表に走り、住民たちは光の矢印に従って安全な場所へ誘導されていく。
「おおっ! まるで光の避難標識!」
「でも、触手が迫ってるぅ!」アストラは叫ぶ。
怪獣の熱線が都市を薙ぎ払う直前、リーナが警告。
「重力波で感覚器を乱せば一時的に無力化できる!」
「やってみる!」アストラは操縦を必死にこなすが、船が大きく揺れ、カイの光源もあらぬ方向を指してしまう。
「ぎゃあぁぁ! 光の矢印が海に誘導してる!」
「住民が泳げないってば!」マリナが額を押さえた。
しかし住民は必死に走り、クルーたちも慌てて光源を修正。怪獣の触手が都市を破壊するたび、アストラは叫び声を上げつつ急旋回。
「わぁぁぁ! もう遊園地のジェットコースター操縦みたいだ!」
「そんな余裕あるならもっと安定飛行を!」マリナが怒鳴る。
最終的にリーナの解析が功を奏し、ノヴァ・リュミエール号の重力波照射で怪獣の感覚器を乱し、住民は全員避難に成功。怪獣は興奮状態のまま惑星外へ退散した。
「ふぅ……ドタバタ救助作戦、なんとか成功!」アストラは座席に倒れ込み、額の汗を拭う。
「でも、またドタバタしていたわね……」マリナは肩をすくめた。
「僕の光源が大活躍だったな!」カイは胸を張る。
「いや、途中で海に誘導したからな!」アストラは思わず突っ込む。
こうして宇宙怪獣から惑星を救ったクルーたち。ノヴァ・リュミエール号は次なる航海へと進むのだった。
宇宙怪獣とのドタバタ救助作戦を成功させたアストラたち。危険と笑いが常に隣り合わせの冒険は続く。




