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星間乱舞!キャプテン・アストラの大英雄譚 銀河の黎明(ぎんがのれいめい)  作者: たむ


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第六十四章 光と霧の迷宮突破!未知文明の真実

光と霧に覆われた未知文明の迷宮。ノヴァ・リュミエール号は試練を受けながら進むが、ついに迷宮の核心部へ到達する。そこに待つのは、文明の真実と、予想外の展開――もちろんドタバタは健在。

「ふぅ……ここまで来るとは思わなかった」

アストラは操縦席に座り、深呼吸する。迷宮の光は幻想的だが、緊張感が漂う。


「迷宮の出口は近いわ。でも、まだ油断は禁物」マリナが計器を確認し、慎重に航路を指示する。


「僕の花火も大活躍!」カイは得意げに装置を操作する。

「でも本当に安全かは不明」アストラは頭を抱える。


霧の中を進むと、突然、光の壁が渦を巻き、船を包み込む。

「ぎゃあぁ!また閉じた!」リーナが叫ぶ。


「落ち着け、光の流れを読めば道は開ける!」マリナが指示を出す。

アストラは操縦桿を握り、船を慎重に旋回させる。


光と霧が入り混じる迷宮を抜け、ついに中心部に到達。巨大な水晶ドームが宙に浮かび、光を放っている。


「ここが……未知文明の核心?」リーナが息を呑む。

「解析すれば、文明の秘密が分かるはず」マリナが慎重に装置を操作する。


すると、水晶ドームから光の柱が立ち上がり、船を包み込むように反応した。

『旅人よ、我らの意志を理解できるか』光の声が響く。


「また試練!?」アストラは頭を抱える。

カイは楽しそうに笑う。

「さあ、ここで僕の発明をフル活用だ!」


光の柱が船体を透過し、船内に情報が流れ込む。壁面には古代文字のような光のパターンが浮かび、解析すると文明の歴史や技術が映し出された。


「この文明……星雲に適応した光と霧の種族だったのね」マリナが驚く。

「生命体じゃなくて、光と霧を操る知能体……?」リーナが目を丸くする。


解析の結果、文明は長い間、この星域で独自の進化を遂げ、星雲のエネルギーを利用して防衛システムを構築していたことが判明した。


「つまり、私たちの接近は彼らにとって警戒対象だったのね」マリナが納得する。

「でも、攻撃はしてこなかった……試練は安全確認の意味もあったのか」


アストラは頭を抱えながらも、少し安堵する。

「休暇なんて夢のまた夢だけど……一応、危険は回避できたのか」


カイは得意げに胸を張る。

「光と霧の迷宮も突破!僕の花火が功を奏したぞ!」

「いやぁぁ!爆発するたびに心臓に悪かったんだけど!」アストラが絶叫。


リーナは微笑み、アストラの肩を叩く。

「キャプテン、一緒に頑張ったね」

「う、うん……」アストラは深呼吸しながら笑った。


光の文明はその後も友好的な意思を示し、ノヴァ・リュミエール号を安全に誘導して外部空域へ送り出す。光と霧が消え、宇宙は再び広大で穏やかな星々に包まれた。


「ふぅ……ようやく平穏?」アストラがほっと息をつく。

「でも、未知文明との接触はまだ始まりに過ぎないわ」マリナが警戒を緩めない。

「まあ、ドタバタも多かったけど、無事突破できてよかったね!」カイが笑顔。


こうして、光と霧の迷宮を突破し、未知文明の真実を知ったアストラ一行。航海はまだ続く――次なる冒険、次なるドタバタが彼らを待ち受けているのだった。

光と霧の迷宮を突破し、未知文明の核心に接触したノヴァ・リュミエール号。文明の秘密は解明されたものの、新たな冒険の予感とドタバタは収まらない。

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