表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
星間乱舞!キャプテン・アストラの大英雄譚 銀河の黎明(ぎんがのれいめい)  作者: たむ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

61/85

第六十三章 未知文明の謎!光と霧の迷宮探検

光と霧に包まれた未知文明の拠点。ノヴァ・リュミエール号は導かれるまま内部へ接近するが、そこには複雑に入り組んだ迷宮と、未知の機械生命体が待ち構えていた。探索とトラブル、ドタバタの連続が再び始まる――。

「すごい……光に包まれた迷宮みたい」

リーナは艦窓越しに、浮遊する構造物の中枢を見上げた。壁や通路が光と霧で覆われ、まるで生き物のように動いている。


「でも、迷路みたいで危険ね」マリナが計器を操作し、進入経路を確認する。

「光の流れを追えば安全なルートを見つけられるはず」


アストラは深呼吸して操縦席に座り直す。

「また迷宮か……もう僕の休暇はどこに行ったんだぁ!」


カイは早速花火装置を取り出す。

「よし、僕の光で道を照らしながら進もう!」

「いやいや、前回も言ったけど爆発しないで!」アストラは頭を抱える。


船はゆっくりと迷宮の中心部へ向かう。

光と霧が入り混じり、通路の形は刻々と変化する。まるで迷路そのものが生きているかのようだった。


「この迷宮、ただの構造物じゃないわ。光や霧が何らかの意思を持っているみたい」マリナが分析する。


突然、船の周囲に光の壁が出現。

「え、また閉じた!」リーナが絶叫。

「どうやら迷宮側からの挑戦ね」マリナが冷静に判断する。


カイは笑顔で花火を点火し、光源として通路を照らす。

「さあ、僕の出番だ!」

「いやぁぁ、光で透かすだけにして!爆発はやめてぇぇ!」


船が壁の間をすり抜けると、霧の中から無数の機械生命体が現れた。

「ぎゃあぁ!敵か!?」アストラは悲鳴を上げる。


だが、生命体は直接攻撃せず、船の進行を観察しているようだった。

「敵じゃない……けど、油断はできないわ」マリナが言う。


リーナは目を丸くしてつぶやく。

「なんだか、試練の迷宮みたい……またドタバタになりそう」


船は生命体を避けながら、迷宮を徐々に進む。

光の壁は触れると反応して形を変え、霧の通路は時々消えたり現れたりする。


「うわぁぁ!また通路が消えた!」リーナが悲鳴。

「落ち着け、光の流れを読むんだ!」マリナが指示を出す。

「キャプテン!左舷旋回!」

「うわぁぁ!僕の操縦が追いつかないぃぃ!」


カイはさらに光源を追加。

「光を操作すれば霧の壁も透けて進める!」

「でも重ねすぎると眩しいんだよぉぉ!」アストラが叫ぶ。


何度も転び、叫び、ぶつかりながら船は迷宮の中心に到達。

そこには巨大な水晶のドームが浮かんでおり、内部には複雑な光の回路が網の目のように広がっていた。


「ここが……未知文明の核心?」リーナが息を呑む。

「ここで解析すれば、この文明の秘密が分かるはず」マリナが慎重に計器を操作。


突然、水晶ドームから光が放たれ、船全体を包み込む。

『旅人よ、進む意志は確かか?試練を受ける覚悟はあるか?』

光の声が響く。


「え、また試練!?もう僕らドタバタしかしてないじゃん!」アストラが絶叫。

カイはにやりと笑い、花火装置を握りしめた。

「よし!試練こそ僕の発明の見せ所だ!」


リーナはアストラの肩をつかむ。

「一緒に頑張ろう、キャプテン!」

「う、うん……」アストラは深呼吸。


こうして、ノヴァ・リュミエール号は未知文明の迷宮探索と試練に挑むことになった――光と霧の中で繰り広げられる、予測不能なドタバタが再び始まるのだった。

未知文明の中心部に接近し、光と霧の迷宮を探索するアストラたち。試練と遭遇が重なる中、船は無事に進めるのか、そして文明の秘密とは?


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ