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夢も君も  作者: みみんが3
3/5

別視点:一条 夢

私には幼馴染がいる。


松井 叶


小さい頃からずっと一緒にいた。

幼稚園からずっと。


家も近く遊ぶ時はいつも一緒。お出かけの時も。お買い物の時も。寝る時も。


何時も一緒だった。


その間けが崩れ始めたのは中学生の時だった。

いつも一緒にいると周りから色々言われるようになった。


そんな年ごろだったからだろう。別に離れる理由はなかったけど、周りの冷やかしには少しイライラしていた。叶が嫌いとかではなかった。でも距離をとることにした。付き合ってるの??と聞かれるとすぐに否定した。


正直、ずっと好きだった。初恋だった。

自分の夢に向かって努力する彼はとても眩しく、カッコよかった。

自分が彼を支えるんだ。そう思い彼の傍を離れなっかた。

しかし、思春期のど真ん中である私は恥ずかしさでそのことを否定し続けた。


同じ高校に行くことが決まり、卒業式の終わりに告白する予定だった。

しかし、恥ずかしさで否定し続けてきた私に面と向かって会話することすら困難になっていた。

話しかける勇気すらなく卒業式の日は終わり、中学生活にも終止符が打たれた。


高校に入学すると彼との関係は一切なくなっていた。

クラスも同じになることはなく、彼の教室の前を通るたび横目で彼をチラチラ見ていた。

彼は昔のような活発な性格ではなく、一人静かに学校生活を送っている。

その逆に私は学年でも上位のカーストでその差も彼との間を遠くしていったと思う。


そんな生活が続き、一年がたった。


二年生になっても同じクラスになることはなかった。


彼とは話さない生活が続いたある日、放課後クラスメートの綾と真希で会話していた。


「彼氏ほしいなー。いいなぁ~。Dクラスの美紗ちゃんは三年の齋藤先輩と付き合ったらしいし。私も欲しいな~。」


「綾は遊びまわってるからできないのよ。」


「真希だって彼氏いないじゃん!!」


「私はできないんじゃなくて作ってないの。それがアンタとの違い。」


「ハァ~!!私はすぐできるし。」


「強がりはよくないよ。綾」


そんな会話をしていると彩が私に話を振ってきた。


「夢は好きな人いないの??」


と聞かれとっさに「え~。いないかな~。」


そう答えてしまった。


「そういえば、3年でイケメンの宇川先輩は幼馴染の寧々先輩と付き合ってるらしいよ。いいなぁ~。私もイケメンの幼馴染欲しかったなぁ~。」


「そういえば夢は幼馴染君いるじゃん。中学はベッタリだったのに最近どうしたの??」


と言われどう答えて良いかわからず


「あ~あ。叶のこと?アイツはもういいかなぁ~」


と、心にも無いことを言ってしまった。

しかし、関係があやふやになった今、叶が私をどう思っているかわからない。

そして、今の叶は陰キャで私は腸キャその二人が関係をもっていると誰もが疑う。

そんな思いもあり、叶よりもクラスでのヒエラルキーを優先してしまった。


「え?!あんなにイチャイチャしてたじゃん。どうしちゃったの?喧嘩した?」


「だってアイツずっと夢追いかけてるじゃん。もう高校生だよ?現実見たほうがいいんじゃない?ダサいよ。」


まただ。自分の感情とは反対の言葉が出ている。

自分に正直になることもできない。


「てか、夢はこの間の告白はどうしたの?保留してるんでしょ?」


「前田先輩のこと?どうしようかな~。お金持ちでイケメンだから結構迷ってる。」


これも嘘だ。もう告白は断っている。

まだ自分の心には叶がいて今は他の人のことは考えられない。


「いいじゃん!お試しでも付き合ったら?ダメなら別れればいいし。学生なんだから何をやっても大丈夫だよ。なんなら、色々な人と付き合えば人生経験ってことでいいじゃん。」


「うわ。考え怖。純愛したくない?一人を愛していきたいよ」


「そんな事言って、今の彼氏何人目よ。綾が言うことじゃないよ。」


そんな会話をしていると廊下で物音がした。

誰かに話を聞かれたと思い、すぐに廊下を見る。


しかし、誰もいなかった・・・





書くの下手ですみません。読みにくいかも・・・


良ければどんな感想でもいいのでもらえるとありがたいです。

何卒、何卒よろしくお願いいたします。

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