令和
過去改変
平田は現世に戻りお局様とドライブインを切り盛りしていた。
ドライブインを奇跡的な値段で買えた事には女神様に感謝した。
近くに小さいが駅もあり中々の来客数である。
現世に戻ると「料理3賢者」と言う世界の料理界に影響を与えた元禄の日本人3人の話が伝わっていた。
町人と商人、侍の3人で料理神に導かれた御使いと共に料理に食材集めに心血を注いだとの事だった。この3人には二人の女の子の弟子がいた。
平田は最初にこの話の本を読んだ時、時が止まった様な感覚に見舞われた。
そして、お香、おかよは知っていたが「料理3賢者」の名前をここで初めて知った。
平田
へー、あの御三方ってこんな名前だったんだ、ずっと町人さん、商人さん、お侍さんって呼んでたもんなぁ
お香ちゃん、おかよちゃん、女性初の快挙じゃないか!
お香ちゃん朝廷の料理番・・おかよちゃんは幕府の料理番かぁ
三賢者と二人で料理五聖人かぁ・・スゲーなぁw
そこにお局様がやって来る。
「そろそろ忙しくなる前に賄いにしましょうぞ」
平田
あ、お局様、そうですね!
「もうお局ではないぞ、名前で呼んでたもれと申しておるではないか、旦那様」
お局様は高家の出身で三千院 瑞樹と言う名であった。何故か女神様パワーでコッチの世界に戸籍がバッチリあり入籍済みで平田瑞樹になっていた。
平田
そうでしたね、瑞樹・・「中々慣れないなぁ」
瑞樹
賄いは作りましたぞ
鶏肉とモヤシと豆腐、ゴーヤのチャンプルー・味噌汁にご飯だった。
瑞樹は何故かコッチに来てから覚えた苦瓜にハマっていた。
平田
お、美味しそう!
二人は頂きますと食べ始めるのであった。
平田
腕をあげましたね、絶妙な塩加減です。
瑞樹
であろう?愛情もたっぷりじゃw
食べ終わりお茶を飲んでいると「夕まずめ」前になりお客さんが入ってきた。
二人は同時に「いらっしゃいませっ!」と元気に声を出すのであった。
不定期UPです。
誤字脱字等は小まめに訂正して行きます。
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