ガルバ
懇親会
前回からの続き
探検隊は船に戻ると甲板ではテーブルがセットされており、料理と清酒、濁り酒、芋焼酎、泡盛が所狭しと並んでいた。
女神様の声掛けで村民の全員が揃っており、手料理や酒類を持ち寄ってくれたそうだ。
ここで女神様が顕現する。
眩い光から出で立つ豹柄ミニワンピの金髪セミロングくるりんパーマの黒ギャル
背中も胸元もぱっくりで色取り取りの長い付け爪とペディキュア姿でピンヒールでコツコツと甲板を歩く
商人以外の全員が唖然としている。
女神様
おっつー!あーしが女神様ね。
全知全能だけど料理に力入れてる感じ!
ちなみにカレーはあーしが用意したから有難く食べてw
商人以外はどこを見て良いのやら困惑しているがどうしても野郎共は太ももや背中、胸元に目が行く。
女神様
あんま、ガッツリ見んなし
船員の一人がこっそり商人に聞く
「あの、山姥ちゃうんですか?」
商人
阿保ぅ!失礼やぞ
と言いつつ初見ではそう思うわなw
女神様
はい、ソコ!聞こえてるから
二人は慌てて謝る。
女神様
まあ、今回は探検発表会なんで許してやんよ。
では、先ずは乾杯、で食べながら発表よろ
乾杯の後、各々が好きな料理を器に取ると探検隊の面々は今回見つけた宝物を机の上に置き面白おかしく説明を始める。
商人
今回のお宝は本命では無かったっちゅー事や、ちゃんちゃんw
お宝は山分けの予定やったけど女神様に指示を仰いで、剣等は村に寄贈します。
モノ珍しいんでそこそこの値で売れるんちゃうかな?
そう言うと村長に渡す。
「酒代以上になりますが良いのですか?」
女神様
気にすんなし、よきに計らえ
村民一同女神様に感謝の祈りを献げる。
女神様
後のどこの国のモノか解らない小銭類は商人が別枠で交易金にして戻ったら分配で!
船員達は価値が解らない外国の銀、銅、鉄の貨幣を貰っても記念にしかならないので女神様案に頷いている。
女神様
じゃあ、後は飲んで食え!
わぁーと子供達が我先におかわりに走る
商人
女神様、この「かれぃ」は・・
女神様
流石に気付くか
それはアユタヤやシャム辺りで食べられてるイエローカレーとグリーンカレーにレッドカレー、イエローが黄色で鬱金が多くて、レッドが赤で赤唐辛子がメイン、グリーンが緑ね、グリーンチリペッパーって言う見た目獅子唐っぽいのがメインでこれが一番辛い。
商人はグリーンカレーライスを食べて唇が少し腫れ、胃痙攣を起こしていた。
商人
ヒー、辛っ!って言うか痛い、痛い
舌や唇や食道が痛いし、胃がビクンビクンしますって
女神様
はい、はい、これ飲んどけ
商人は渡された芋焼酎のストレートと清酒、泡盛を水と思いゴクゴクと喉を鳴らして一気に三杯を飲み干す。
女神様
あはっ、味分かんない感じ?
商人
え?あれ、カァーって喉が焼けるぅ・・あ、アカン目が回っとる。
泡盛、清酒、芋焼酎の三杯の一気でそのままドターンと商人は潰れるのであった。
それを見て女神様は大爆笑、更に釣られて全員大爆笑
その夜、男も女も大人達はヘベレケに酔って甲板で爆睡するのであった。
後にお水な女神様が島に降り立ち洞窟で宝物を見つけさせ、島民と旅人を料理と酒で労い、泥酔させるガールズバー伝説が生まれた瞬間であった。
村ではこれ以降、女性は清純や清楚より妖艶な方が好まれるようになるのであった。
セクシー イズ ジャスティス! めでたしめでたし
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