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元禄料理教室  作者: 空銃(からづつ)
28/100

爆裂

爆発の朝


前回からの続き


薄暗い時間、平田はバシバシと叩き起こされる。


平田

ん、なんだ?


おかよがオシッコ漏れる!トイレどこ?と寝ぼけながら平田をパシパシ叩いていた。


平田

お、ちょ、ちょっと待って


飛び起きるとおかよを抱えてトイレに連れて行く・・間に合った様だ。


その物音でお香も起きてきた。

入れ替わりでトイレに入っていく。


時計を見ると4:16であった。


礼和とは違い元禄では日の出前には起き出して朝食の用意をし、作って食べて仕事

夜は夕食を食べたら蝋燭や行灯あんどんの光熱費を抑える為に早く寝るので有る。

ルーティンが現代とは違い、太陽に合わせて行動する。


少女達は目覚めてしまった様だ。


平田も目が覚めてしまい「どうするか?」と思っていると少女達がドレッサーの前で鏡を見ながら笑い出す。


二人の髪が爆発状態であった。

元禄時代では髪には整髪油を付けて纏めるのが主流なのだが昨夜のお風呂のシャンプーで全部落としてしまった結果だった。


お香

店長、これ、どうすれば?w


おかよ

店長、このままでええの?w


二人は広がった互いの爆発ヘヤーを見てケラケラと笑っていた。


平田

いやー、ちょっと待って

どうしよう、町人さんやお侍さん、商人あきんどさんはいつも髪が綺麗にわれてるから整髪油を持ってるんじゃ!?


そう思いドアを開けて隣の部屋のドアの前に立つと高鼾たかいびきの音が聞こえる。彼ら三人は夜更かしを覚えてしまい現代人の生活リズムになっていた。


平田

だよなぁ、8時半になったら出てくるもんなぁ


一旦戻り、検索しようとPCの電源を入れるとその横にヘアーアイロンが置かれてる事に気付く

「これでなんとかしろと?」


無頓着野郎の平田にはヘアーアイロンなど使った事もなく、女の子の髪型もピンとこない。


検索結果の髪型を見ていると少女達は興味津々で一緒に見ている。


平田がおかっぱにポニーテールでいいだろうと思っているとお香が「これ、いい!」と声をあげる。

画面には初音ミクのロングツインテール姿が映し出されていた。


平田

マジか!こんなのどうすればいいんだと動画を探すと簡単にやり方が出た。


平田はヘアーアイロンを駆使して髪を整える。


ふむふむ、後ろで髪をふたつに分け、耳後ろのやや下で結ぶんで、結んだ髪をわり、毛先をくるんとする。

くるんとした毛先を三つ編みにしていって反対も同じように結び、三つ編みに抜け感を出して完成


お香は「おお!」と感激していた。


おかよはおかよで画像を指差しコレがいいと目を輝かす。

「ゆるふわ小悪魔ショートでモテ度アップ」と画面には書かれていた。


平田

マジですか!


ヘアーアイロンを駆使して髪型を整えていく

短いおかよが楽かと思いきや、ゆるふわ小悪魔ショートに大苦戦

初めての事であり、時間が掛かった。


時計を見ると8時過ぎであった。


平田

うえー、こんなに時間掛かるのかぁ、女子おしゃれって大変!

もう、着替えて出ないと・・


おかよ

店長!なんか服が置いてあるんやけど、コレ着たらええの?


二人の前には何故かコンカフェやメイド喫茶で使う制服が置いてあった。


平田

多分、ソレで良いんじゃないかな?うん

〔と言うか疲れた、仕事前だと言うのに〕


朝から疲労困憊ひろうこんぱいな平田であった。

※ コンカフェ→コンセプトカフェ


参照

ゆるふわ小悪魔ショートヘアー

https://beauty.hotpepper.jp/magazine/120613/

ツインテール美少女キャラランキング

https://ranking.net/rankings/best-twintail-anime-characters


不定期UPです。

誤字脱字等は小まめに訂正して行きます。

ブクマからの「しおり」機能をお使い頂ければ幸いです。   空銃からづつ

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