トイレチェック
前回からの続き
ん?
平田はいきなり二人の少女の面倒を見る事になった。
なんかモジモジして座らない小学校低学年ぐらいの少女達を見る。
平田
〔うーん、時代は違っても子供は子供か・・大人が面倒見ないとな。〕
そう思いつつ、バスルームの扉を開くと給湯を開始する。
二人はお湯がいきなり出てきたのを平田の肩越しに見て驚く
お香
ふぇ!薪とか、火は?
おかよ
いきなりお湯が出るんや!
洗浄機みたいな物なんかなぁ
風呂場の扉を閉めると平田は匂いに気付く
平田
ん、あれ?
ちょっと、ごめんね。とトイレのドアを開ける。
平田
いや、違う
なんだ?
平田がクンクンと鼻を鳴らし匂いの原因を探ろうとすると、二人がモジりながら恥ずかしそうに下を俯く
平田
あ、二人か・・元禄だから1週間くらい風呂に入って無いとか?
いや、でも、朝はそんな感じは?
いきなりおかよが「すんません」と謝る。
続けざまにお香も申し訳有りませんと謝る。
平田
ああ、女神様の所為でね。
はっはっは、それはしょうがないね。
着替えはあるし、二人でお風呂に入って来なさい。
お香とおかよが無理と言う
平田
ん?・・あ、そうか使い方が解らないのか・・
えっと、家ではお風呂はどうやってたの?
おかよはほぼ毎日、親と湯屋と呼ばれる銭湯に、お香もほぼ毎日、家で風呂を沸かしたり、湯屋に親と一緒に入るそうだ、夏場は行水がメインとの事
平田
ん・・一緒じゃ無いとお風呂はダメっぽい?
二人はカクカクと頷く
その時、平田だけの脳内に女神様から声が届く
「平田ぁ、わかってると思うけど手を出すなよwダメだと思ったら遊郭いけよwプププ」
平田
な!幾ら何でも!そもそも女神様の所為でチビって!ってもう交信できないし!
もう!しょうがないなぁ・・一緒に入るか
三人はすっぽんぽんになると服を洗濯機に入れる。
平田
えっと、二人のは和服だから、ネットに入れて洗うか。
帯は洗わないで干しておけばいいのか?
洗剤を入れて、ピッとボタンを押すと唸りながら動く洗濯機に裸の少女達は警戒する。
平田
はいはい、二人共こっちこっちとバスルームに入れる。
おかよを椅子に座らせると何故が置いてあったシャンプーハットを装着してセミロング?のおかっぱ頭にシャワーをかける。
おかよ
うおっ、お湯の雨が降ってる!
シャンプー、リンス、トリートメントをして束子で体を泡だらけにして行く。
お香
うわー、凄い泡!
おかよちゃん泡泡w
お香はロングヘヤーなので洗髪に手間が掛かる。
二人はキャッキャウフフと楽しそうだ。
湯船に二人を入れてる素早く平田は頭、体と洗う
二人を洗っていたので体が冷えてきた。
二人は暑そうにして、直ぐに出ようとするので100を数えさす。
子供の居ない男鰥の平田には子の親の大変さを少しだけ理解できた。
幸い、大きめのバスタブなので平田は二人の間に入る。
お湯がザーと流れるとキャーキャーと大はしゃぎだ。
おっ、そうだ!と平田はバスTVを点ける。
平田
初めて使用したな
何故かチャンネルが固定されている。
画面には日曜日の朝に流れるプリッとキュアな魔法少女のアニメが流れ出す。
お香とおかよが食い入る様に見ている。
お陰で平田はあったまったが二人は逆上せ気味だ。
風呂を出て二人の拭き上げ、着替え、水分補給、ドライヤーで二人の髪を乾かしたりと大忙しである。
その間、ずっと魔法少女の話題が尽きる事は無かった。
平田も色々聞かれた物のさっぱりわからずにがっかりさせる。アニメ大国日本の国民としてアニメ知識の少しは入れておくべきかと考えさせられた。
世の親御さんはこんなに大変なんだなぁと平田の短パンとTシャツを着てベッドで寝る二人を見ながら思う平田であった。
アラームをセットすると平田も就寝し1日が終わった。
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誤字脱字等は小まめに訂正して行きます。
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