高校入学
深夜テンションで書いてしまったので、ちょっとひどいかもしれません。
暇な時修正します。
今日は高校の入学式。
俺は、新しく高校生として生活を始めたかったため、地元からは離れた高校へと進学していた。
俺は騙される悲しみを。
裏切られる悲しみを知ってしまった。
友達になってくれたのはいいやつばっかだった。
あいつらが裏切るだの騙すだのしないとは信じている。
だからこそ、もし仮に……の場合追う傷が多いのだ。
俺は半ば人間不信へ至っていた。
親に迷惑をかけたくはない。なので高校に通う。とは決めたもののどうすればあまり人と関わらないで済むのか。
考えた結果、このブサメンを使うのが一番だと思った。
髪を切り、マスクを外し、理由はどうであれスッキリしていた。
親は仕事があるので入学式には来れない。
まぁ、俺ももう高校生だ。
正直どうでもいい。
記念に写真を撮っている生徒、保護者の間を通り校舎に入る。
視線を集めるのがわかるが、俺は気にしない。
教室に入ると、女子たちが俺の方を見ながらコソコソ話すのがわかる。
笑い者にされているのだろう。
きっと慣れる。
そう思い、黒板に貼ってある席表の通りに席についた。
まだ時間はあったので、顔を突っ伏し目を閉じる。
そうすると、「ねぇねぇ、ねぇって」という声が聞こえる。
俺には知り合いがいないので、無視していたのだが、肩を叩かれ声の主を見る。
茶色がかった少しウェーブ気味の髪を肩にかかるまで伸ばしており少し大きめの涙袋にぱっちりとしているクリクリとした目。スラッとした鼻筋に、ぷっくらとした唇。
「ねぇ。村山くんだっけ? 席が隣だからよろしくね! 私は入江愛梨」
そう言ってはにかむ様は、どこか暁月さんに似ていて……俺は関わるのをやめよう。
そう思い、名前だけ言ってまた机に突っ伏した。
「……村山祐馬」
「ふむふむ。じゃあ祐馬くんか!」
えぇっ。
名前を言っただけで速攻で下でよんで来るとか距離感どうなってんだ。
これ以上は危ない気がして、「俺に関わってもいいことはないもう関わらないでくれ……」それだけ告げると俺は席を立ちトイレに向かった。
……トイレがどこかは知らないのだけどな。
♢♢♢
時間が近づいてきたため教室に戻る。
入学式、ということで廊下に出席番号順にならばされる。
入学式自体はすぐに終わった。
ただこの学校は新入生を歓迎する会があるということを聞いた。
高校になってもそんなことはあるんだな。と思いつつどんな会になるのか考えた。