プロローグ3
テスト1週間前をきったのですが……w
友達と色々あって、たくさん描くことになったので番外編編や、本編を少し厚さを増して、更新もできる限り毎日、ペースがいい日は2話更新などして頑張ろうと思います笑
ぜひ最後までお付き合いくださいm(._.)m
「待った?」
「……」
「どうしたの?」
「いや。見惚れてしまって」
「もう。そんなこと言っても何も出ないよ!」
♢♢♢
俺は今日。暁月さんと、初めてのデートに来ている。
楽しみ過ぎて、夜も寝れなかった。
話していてわかったのだが、彼女は俺の性格を観て好いてくれたらしい。
あんま関わってなかったし、俺は目立たないように行動してたのに見てくれている子もいたのか。と少し嬉しかった。
なので、機会を見計らって、マスクを外そうかなと思っている。
性格が好きだと言ってくれてい彼女にも素顔を隠すのもなにか気が引ける。
それに彼女から誘ってくれたデートだ。
十時にデパート前のベンチに集合だ。
なのだが……俺は九時にはもう着いていた。
何か用事でもあったのか。
否。なにもない。
楽しみすぎて、昨日は全然寝れなかった上に、当日になってからは緊張するし、とりあえず先に待っておけば間違い無いだろうと家を出て、今に至る。
はじめての彼女だ、そりゃ緊張もするだろう。
九時四十分になった、どんどん心臓の音が大きくなる。
どうでもいい話だが、心臓ってのは動く回数が決まってるらしくて、背の高い人の方が体全身に血液を回すためにたくさん動かすから早く亡くなってしまうらしい。
要するに、リア充はドキドキしまくるから早く死ぬ。
死ねぇぇぇぇ!!
なんて思ってる時期もあったが、リア充最高。彼女最高。
仮に寿命を削っていたとしてもいいや。最高です……。
あ、暁月さんが来た……。
かわいい、かわいい。
長い黒髪を後ろでまとめてポニーテールに。
手首にはブレスレットかな? をつけている。
白メインで、ピンクのワンポイントがあるTシャツ。
かわいい……可愛すぎる。
周りの目線が彼女に行っているのがわかる。
一部カップルの仲が険悪になっている。
いいぞもっとやれ。
モデルのような歩き方だ。
俺の近くまで来ると、
「待った?」
と言う。
俺は、『今来たところだZE★」なんて言ってサムズアップしてやりたい気持ちを抑え、前を向く。
いや、近くで見るともっとかわええ。
尊死。いや、本当にやばい。
俺は何も言えず、彼女に見惚れていた。
「どうしたの?」
そんな俺をきょとんとした顔で見つめてくる。
『イケメンって罪だよね』なんて言葉があるなら、『かわいいって犯罪だよね、というか兵器だよね』と返したい。
なんて考えてた俺は、反射的に、「いや、あまりに暁月さんが可愛いから……見惚れちゃってた……ごめん」なんて言ってしまう。
「もー。そんなこと言ってもなにもでないよ?」
なんて彼女は返してくれるが、恥ずかしさのあまり、俺は顔を真っ赤にし、俯くのだった。
ややあって。
デパートの中を歩き回っていた俺たちは、ベンチの前で休憩することになった。
いつ、マスクの件を切り出そうかと思っていた。
そんな時、空気を読んだかのように、彼女からマスクについて触れてきた。
「聞いていいことなのかわからないんだけどさ……マスクいつもつけてるし、前髪も長くまで伸ばしてるし、なんでなのかな……?」
まぁもちろん、俺がマスクをつけて、前髪を伸ばして顔を隠しているのにもそれなりの理由がある。
「これから、君とは長くできるだけいたいから。言うよ」
「う、うん……」
少し彼女に罪悪感ゆえの表情が顔に浮かんでいたことに俺は気がつかなかった。
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感想は必ず返信いたします。
まだ3話目ですので、星はいりませんが、ブクマをつけてお付き合いくださると嬉しいですー!!
日間12位ありがとうございます!!
これからも頑張ります。