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#173 偵察

「0007号艦を、そのままあの艦隊に接近させ、しばらく様子を見る」

「はっ!」


 僕の決定に、ジラティワット少佐が応える。早速、少佐は0007号艦に向け、電文を入力している。


「ヴァルモーテン少尉、例のメッセージ作戦も進める。直ちに準備を」

「はっ!了解であります!」


 艦隊の動きを見て中断していたメッセージ発信の方も、同時に進める。この宙域で戦闘行動が行われている以上、早めに接触に向けた行動をとっておいた方が得策だと考える。

 だが……ステアーズ准将率いる戦艦キヨスと200隻の艦隊がなかなか現れない。あの戦艦には、派遣される交渉官が乗船することになっている。我々軍人だけでは、正式な交渉は不可能だ。せめて、フタバがいてくれたら、どうにかできたのだが……


「提督!メッセージ、発信準備、完了いたしました!」

「了解、では始めてくれ」

「はっ!」


 ヴァルモーテン少尉は直ちに準備に入る。そして、すぐにそれは発信される。


「ジラティワット少佐!」

「はっ!」

「0007号艦は、どうなっている!?」

「現在、500隻の艦隊後方約110万キロまで接近!」

「その艦隊は、どうなっている?」

「追撃を諦めたようで、惑星周回軌道上に戻りつつあります」

「そうか……ならばもう、戦闘は起こらないか」


 0007号艦から送られてくる映像を見つつ、僕は戦闘回避を聞いて安堵する。これほど強力な武器を所有する多数の艦艇に戦闘を始められては、抑える手立てが思いつかない。


 さて、陣形図をモニターで確認しながら、僕はふと思い出す。

 さっき、ヴァルモーテン少尉にメッセージを発信してもらったはいいが、そういえばヴァルモーテン少尉のメッセージを確認していないな。少尉は今、なんというメッセージを発信しているのだろうか?


◇◇◇


『貴艦隊が出撃できないとは、やはり砲艦など使い物にならぬではないか?』


 第1艦隊総司令官であるオンデルカ大将から私のところに、直接通信が入る。で、第一声がこれだ。


「ですが、当艦隊は補給中でしたので、残念ながら間に合いませんでした」

『どちらにしても、役立たずという事実には変わりない。次の戦いからは、不足の事態に備えておくことだな。では』


 この大将閣下はそう言い残して、通信を切る。私は思わず、拳を握る。そして思わず後ろの壁を殴りつける。

 ドンという音が、艦橋内に響き渡る。一瞬、この艦橋内の乗員の視線が私に集まるのが分かる。


「閣下、今の言葉は、単なる妬みですよ。お分かりでしょう?」

「ああ、分かっている!分かってはいるのだが……」


 このまま10隻の砲艦を前進させ、第1艦隊に向けて砲火を浴びせたくなる衝動に駆られる。あの500隻相手に、この10隻で勝てる自信はある。それをやらないだけだ。

 だいたい、今回はたった20隻で済んだのだ。前回までの戦いでは、300から500隻の敵艦隊が惑星ガイア表面に取り憑くのを、ただ黙って見守るしかなかったではないか?それを思えば、たかが20隻にとどめた今回は、大勝利には違いない。

 だいたい、こちらよりも機動力も数も勝る第1艦隊が、どうしてその機動力を活かして追いつくことができなかったのか?自身とて、人のことを言えたものではないだろうに。

 これらのことが頭の中を過り、ついついその怒りを壁にぶつけてしまった。真新しい新造艦の艦橋の壁に、凹みができる。


「こうなることは、分かっていたことです」


 そう諭すのは、副官のツィブルカ大佐だ。私は応える。


「ああ、その通りだ。だが、実際に目の当たりにすると、これほどまでに腹立たしいとは思いもよらなかった」

「ですがあと数回、勝利を重ねれば、我々が正しいことが証明されるはずです。彼らとて、大っぴらに批判することはできなくなるでしょう」

「それも分かっている。貴官に言われずとも、分かっている。だが……」


 今までの鬱憤を晴らすべく挙げた、大戦果。その戦果を、無能で堅物の小物将軍からケチをつけられた。

 その怒りが、私から理性を奪おうとしている。冷静さを、失いかけている。


「閣下、少し休まれた方がよろしいかと」


 ツィブルカ大佐が、私にそう進言する。つまり部下から見て、私は相当危うく見えるということだろう。


「ああ、そうさせてもらおう」


 ゆえに私は、副官の進言に従うことにした。敬礼し、私は艦橋を出る。

 無重力の通路を、壁伝いに進む。そして、司令官室にたどり着く。

 部屋に戻ったところで、さしてすることはない。端末で書籍を読むくらいしか、この艦内でくつろぐ術は見当たらない。

 せめてここが基地なら、多少のレジャー施設があり、そこで憂さ晴らしができるというものだが、砲と機関だけで埋め尽くされたこの艦内では、そんなものは望めない。

 が、それでもひと眠りしようと、壁付きの寝袋に潜り込む。部屋の照明を消そうとスイッチに手を伸ばした時、ドアをノックする音が聞こえる。

 まったく、今から休もうという時に……そう思いながら私は、ドアを開ける。

 ドアの向こうにいたのは、弾着観測員のクジェルコパー中尉だ。


「閣下!」


 ドアを開くなり、私はその観測員に怒鳴られる。


「なんだ」

「なんだじゃないです!壁が、凹んじゃったじゃないですか!」


 艦隊指揮官に、壁が凹んだくらいのことをわざわざ抗議してくるとは、随分と仕事熱心なことだ。


「大したことではないだろう」

「そんなことありません!誰が見たって、大したことです!」


 クジェルコパー中尉という人物は、基本的には不器用だ。言葉の使い方が、なっていない。

 だいたい上官の、そのまた上官に向かって、この口の聞き方だ。分かっているのか?ここでは私が、最高指揮官だぞ。


「……何が、言いたい?」

「みんな、心配してるんです。せっかくの勝利の時を迎えたというのに、閣下が短気を起こして、台無しにするんじゃないかって」


 ほんと、こいつは思ったままを口にする。遠慮というものがない。もっと上手に立ち回れないのだろうか?

 中尉は、私の部屋に入る。そして、ドアを閉める。そのままロックして、私を壁際まで押す。


「……大胆だな。自分から司令官の部屋に押し入ってくるとは」

「しょうがないですよ。だって閣下があまりの普通じゃないから……」

「もういい、ここでは閣下はよせ、ラウラ。で、お前はこれから、どうしたいんだ?」

「ど、どうって……そりゃあコンラートが、どうしたいのか、でしょう?」

「なんだ、私の思うままでいいのか?だが、今日の私は、機嫌が悪いぞ」

「今までだって、機嫌のいい時なんてなかったじゃない?」


 そう、こいつと私は、こういう仲だ。表では、10隻の艦隊指揮官と、その旗艦の女性観測員。そんな男女2人が、いつのまにか心通わせている。

 秘密の仲ということになっているが、おそらくもう、公然の秘密ということになってるだろう。今だって、こうやって同じ部屋にいる。この狭い艦内では、すでに誰かに把握されていると思って間違いない。

 部屋に戻るよう進言したツィブルカ大佐も、多分こういう事態を想定しているはずだ。私の後を追うように艦橋を出る女性士官を、黙って送り出したに違いない。


 そのつぶらな瞳で、私の目をじっと見つめるラウラ。彼女との最初の接触は、今から5か月前のことだ。


 その当時、砲艦の建造が進まずイラついていた時に、私は思わず休憩所の壁を殴りつけた。たまたまその場にいたラウラが、私にこう言った。


「壁を殴ったら、ダメです!」


 そんなこと言われなくても、分かっている。だが、准将である私にそんなことを指摘するやつはいない。このあまり空気を読めない士官が、初めてだ。


「なぜ、ダメだと?」

「閣下の拳が、痛いじゃないですか!」


 一応、理由を尋ねたが、その応え方もなんだかおかしい。殴ったのも痛いと感じるのも、私自身だ。壁の心配ならともかく、自業自得のこの行いに、どうして他人から諌められる理由があろうか?


「別に、私は構わない」

「私は構うんです!」

「変なやつだな。別に貴官が痛いわけではないだろうに」

「そんなことありません!見ている私も痛々しいです!」


 そんなやりとりをきっかけに、私はこの士官に興味を持ち、現在に至る。

 その士官の服に、私は手をかける。するとラウラは、私のその手を握る。


「ちょ、ちょっと!私自身でやります!」

「なんだ、私がそうしたいのだが?」

「いやいや、服を脱がされるって普通、恥ずかしいじゃないですか」

「何を今さら……それにお前は、私の思うままにしていいと……」

「そういうのは、私が脱いだ後からです!」


 この士官、時々言ってることとやることが、ずれている気がする。が、ぷりぷりしながら服を脱ぎ出すその顔もまた、愛おしい。

 微弱な重力のある小衛星上の基地ならともかく、この無重力の船内では、正直言ってこういう行為はやりづらい。が、わざわざこの不器用士官が身体を張って現れたんだ。応えてやらねば、申し訳ない。


『これより、第21基地に帰投する!転舵反転!』


 ツィブルカ大佐の声で流される艦内放送、直後に高鳴る機関音、船内にかかる加速度。司令官室内の寝袋で、それらを感じる男女2人の心臓もまた、高鳴る。


◇◇◇


「0007号艦からの報告です。あの10隻の砲艦が、出撃しているそうです」


 ジラティワット少佐が、僕に現状報告する。


「なぜ、あの10隻だと?」

「はっ、その砲艦は現在、先の砲撃を行った10隻が帰投した、その小衛星基地に向かっているとのことです」

「まさかとは思うが、砲艦はたった10隻しかいないのか?」

「今のところ、それ以上は確認されてませんね」

「そうか」


 この報告が正しいとすると、今のこの宙域の状況は、ちょうど木星紛争で「サンクソン級突撃砲艦」が登場した当時に酷似している。あれも最初は10隻程度で、戦果に応じて徐々に数を増やしていったとされている。

 まさか、そんな歴史的転換点とも言える時に、我々が現れたというのか?そんな偶然、あるわけがない。というか、ここでも我々と同じ歴史が、繰り返されているのか?

 ということは、やはり我々には、ガイアとゼウスの戦いの歴史を繰り返すよう、遺伝子レベルで定められているのだろうか?

 たった10隻の砲艦の登場の意味の大きさを、この宙域の人々はもちろん、我々の側の人間でも、ほとんど認識されていない。それが導くであろう、破滅の未来が待っているということを……


「少佐、0007号艦に打電。その10隻の砲艦に関する情報が欲しい。この艦隊に接近し、できる限り詳細のデータを取るよう」

「ですが提督、あまり無闇に接近すると、こちらの存在を察知されませんか?」

「……むしろ、察知されたいくらいだから、いいんじゃないか?」

「了解しました!では、0007号艦に打電します!」


 わざわざメッセージを出しているくらいだ。察知されることは、何ら問題はない。ただ、いきなり集団で押し寄せて、敵対勢力と勘違いされるのを避けているだけのことだ。

 そして、0007号艦はその帰投中の10隻に接近し、その砲艦に関する詳細データを得る。

 分かったことは、10隻とも全長は270メートルほどで、我々と同じく、10メートル口径の砲を一門備えた艦であること。我々と違うのは、対空機銃らしきものが装備されていることくらいだ。それ以外は、我々の駆逐艦とよく似ている。


「まさに初期型のサンクソン級と、よく似てますね」

「だけど、動きが鈍いですわね。機関のパワーが足りな過ぎなのでは?」

「プラズマ推進と聞いているからな、そりゃあれだけの大型砲を抱えていては、鈍くならざるを得ないだろう」


 司令部一同で、その砲艦の映像を眺める。ヴァルモーテン少尉にマリカ中尉、ジラティワット少佐が口々に意見を述べる。


「うーん、しかし砲艦が本領を発揮するには、10隻という数はいくらなんでも少なすぎだな」

「ですよね。せめて100隻はないと」

「あの機動性で、護衛もなしに運用とは、ここの軍上層部は一体、何を考えているんだ?」

「さあ……もしかすると、ですが」

「なんだ、少佐?」

「あの艦隊は、支持されていないのではありませんか?サンクソン級だって、登場初期はその運用に対して軍上層部からは相当、難色を示されてたらしいですよ」

「……そんなところまで、木星紛争時と似ているのか?しかし、その話が正しいとするなら、あの10隻が撃沈されたら、この宙域におけるあの艦種の命運はそれで終わりってことじゃないのか?」

「そういうことになりますね」


 なんだか、急にあの砲艦が不憫に思えてきた。あくまでも憶測に過ぎないが、あの数の少なさが、その推測の確からしさを補足する。


◇◇◇


「なんだと?所属不明の艦影を、捕捉しただと?」

「はっ、クロウダ閣下がお休みの間に、このような艦が接近しまして……」


 私が励んで……いや、休んでいる間に、奇妙な艦が接近してきたとの報告をツィブルカ大佐から受ける。その映像を、モニターで見る。

 そして、その映像を見て、私は衝撃を受ける。


「……おい、これは……」

「はい、どう見ても砲艦です」

「他に、これに関わる情報は?」

「全長は、推定450メルテ、先端についた砲の口径も、われわれと同じ10メルテ級であると思われます」

「ちょっと待て、11隻目が建造されたという報告は?」

「いえ、ありませんが……ですが閣下、この艦は我々の砲艦とは随分と違います。長過ぎですし、そもそも機動力が段違いです」

「……どういうことだ?」

「しばらくの間、我々の艦隊に距離2万まで接近した後、反転し、急速離脱して行ったとこのとです。ものの10分で、我々のレーダー圏外に消えていった、との報告が」

「なんだと?40万キーメルテの距離を、たったの10分で駆け抜けたというのか?」

「はい」


 信じがたい速度だ。こんな速度、我が艦隊の高速艦艇でも不可能だ。


「で、その艦は、1隻だったのか?」

「はっ、おそらくは、哨戒目的かと思われます」

「いや、どうして哨戒目的の艦が、砲艦なんだ?」

「さあ……そこまではさっぱり……」


 この灰色の不思議な艦艇の映像を見て、我々には焦りと戦慄が走る。まさかとは思うが、これは敵の、グリーグ帝国軍の新型艦ではないか?

 いや、そうであれば、我々に一撃与えてくるはずだ。たった1隻とはいえ、こちらは10隻。あれほどの機動力であれば、我々を撃沈したのちに高速離脱することも可能だ。だが……


「閣下、加えて、さらにおかしなメッセージが、アナログ音声にて発信されております」

「メッセージ?」

「はい。あの砲艦をロストした後、何らかの通信が行われていないかを調べたのです。すると、女性の声で妙なメッセージ音声が流されていることが分かりまして」

「なんというメッセージだ?」

「お聞きになりますか?」


 ツィブルカ大佐の問いに、私はうなずく。すると大佐は端末を操作し、その音声を流し始めた。


『……メッセージが、発せられたのである!すでに外宇宙から来た我らのメッセージが発せられたのである!貴殿らはこの宙域にしか人がいないと信じて戦闘を繰り返して、誠心誠意活動をして来たのであろうが、貴殿らの認識は間違っているのである……』


 それを聞いた私は、ツィブルカ大佐に尋ねる。


「なんだこれは……これを解釈すると、どういうことなのか?」

「外宇宙というのが、どこを表すかですね。第4惑星より外のことか、それとも、さらに外の宇宙という意味か……」

「これが、グリーグ帝国軍によるものという可能性は?」

「おそらくないでしょう。何のメリットもない行為ですから」

「だろうな。もしもグリーグ軍がこの先の宇宙に進出しているとするなら、わざわざそのことを我々に知らせたりしない」

「と、いうことは、我々とグリーグ軍以外のどこか、ということになりますが」

「他の国で、ここより外にまで進出できる宇宙艦艇を保有するところなんてあったか?」

「いえ、他の国では……実に申し上げにくいことですが……発信元は、異星人ではないかと」

「おい、ちょっと待て……まさか、異星人だと言うのか!?」


 突拍子もないことを言い出すツィブルカ大佐に、私は思わず叫ぶ。真面目一徹で、事実とデータに基づいた判断以外をしない男が、これほど奇抜な発想をするところを私は初めて目撃する。


「信じがたい話だと思われますが、先ほどの砲艦のあの加速、そして、このメッセージの文脈。これを素直に解釈すれば、我々以上の力を持った異星人が、この宙域に出現したと考えるしかありません」

「いや、それはそうだが、それ自体が撹乱工作である可能性が……」

「砲艦でなくとも、あれほどの機動力を持った艦艇を、我々は見たことがありません。それ自体が、異星人である可能性を示唆しております」


 荒唐無稽な話を、私にふっかけるツィブルカ大佐。だがこの男、決して無根拠なことは信じない。確かに私も、あの哨戒艦の性能を見るに、とても我々の知るものではないことを察している。


「……そういえば先日、第6惑星アテナ方向から、微弱な電波を受信したという報告があったな」

「はい、ありました」

「まさか、それもその異星人の仕業だというのか?」

「そう考えれば、辻褄が合います」

「うむ……」


 ただでさえグリーグ軍との戦闘で、緊張度の高まるここガイアの宙域に、さらに別の懸念すべき事態が発生した。

 それが本当に異星人であるとするならば、我々はどう動くべきなのだろうか?

 いや、それ以上に、私の脳裏をある疑問が過ぎる。

 どうして彼らの艦艇は、砲艦なのか?と。

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