表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/2

オープニング

前世の記憶を持つ少年ケイが、自分は何になれるのかを探して成長していく物語です。

初作品ですので、温かい目で見守っていただけると幸いです。

「ケイ〜ご飯出来たよぉ〜」


(はぁ、今日も蒸したイモだろうなぁ)


...「今いくよ!」



この世界に生まれてそろそろ5年、1年うちの8割の食事は蒸したイモです。


(せめてバター位つけたいよぉ...)


ラーメンとか食べたいなぁ

僕は塩ラーメン派だったと思うんだけど、

この世界にはラーメンという食べ物はないのです。

でも僕には食べてた記憶がある。

そう、僕には前世?の記憶があるみたいです。


「いただきます!」


塩気のないイモを頬張りながら前世の事を思い出します。



僕の前世は...あっ、俺の前世は地球という星の日本というところで、

こっちの世界で普通の事が、物語になる様な星だった。


空を飛べる人がいなくて、科学っていう謎の力で、

鳥に見立てた箱が空を飛んだり、

水を作る事が出来る人はいないのに、

ひねれば水が出てくる筒があったり、

こっちの世界より随分優しい世界だった。


そんな世界で俺は、そこそこの大学を出て、そこそこの企業に就職をして、毎日意味も無く生きていた。

小さな頃から勉強はしなくてもそこそこ出来た。

運動もクラスで5番以内には出来る方で、なんでも本気を出さなくてもそこそこ出来た。


何にでもなれる気がしていた。


そのまま流れに任せて大人になった。

結局何者にもなれていなかった。

本気でやれば俺は出来る!そう思ってた。

結局、言い訳の中、俺の人生は幕を閉じた。


当時読んでいた小説の主人公は転生してファンタジーの世界に生まれ変わっていた。


様々なチートと呼ばれる特技を持って。


そして今《僕》はその時読んでいた小説の主人公と同じ境遇にいるのです。


明日の〈看破の儀式〉が楽しみで仕方がないのです。

お読みくださってありがとうございます。

毎日投稿目指して頑張ります!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ