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ぼらんてぃあぶっ♪  作者: yukey
3限目 部活動迷走日記編
9/28

かくれんぼですっ!

恥ずかしがって逃げ出したかなちゃんを追いかけるのですっ



奏多 (うぅ…どうすればいいんですの)


廊下を歩く奏多。しかし、足を進める先は図書室へは向かっていない。

すると。前の方から声が聞こえる。


奏多 (あっ。ユカさんと凛菜さんの声が聞こえますわっ…。このままでは…)


進行方向には裕佳梨と凛菜の姿が。

奏多は足を止め、少しかんがえるふりをしてみる


奏多 (このままでは、いけませんわっ。どこかへユカさんたちとは違う方へ…。あっ。階段ですわっ。階段から下へ降りましょう)


階段を素早く下り始める奏多。

裕佳梨と凛菜はそれに気づくこともなく通り過ぎる。


奏多 (な、なんとか。なりました…わね。)


再び階段を上り始める。


ユカ「あっ!かなちゃんみっけっ!」


奏多「ひゃあっ!?」


ユカ「ふっふー!私から逃げようたってそうはいかないんだからねーっ!」


奏多「ど、どうして。ここにユカさんが」


突然のことに驚き、固まる奏多。


ユカ「凛菜ちゃんとね、話したんだっ!それぞれ別れた方が探しやすいって!」だから階段までもどってきてたんだよーっ」


奏多「うぅ。失敗でしたわ。このまま下りていればよかったのですわ。」


ユカ「そうでもないよ?」


階段の下から声が聞こえる。


奏多「えっ」


振り向くとそこには


凛菜「奏多さんやっと見つけましたっ」


凛菜の姿があった。


奏多「ど、どうして、凛菜さんがそこにいるんですの?」


凛菜は笑いながら答える


凛菜「私たちいつから友達やっているんです?それに、別れて探すなら両端からいけばどこかでぶつかるでしょう?そうした方が効率が良いと思いまして。」


奏多は凛菜の言葉にやられた…



……。



奏多「うぅ…。かーちゃん…。知られた…知られましたわぁ…」


ユカ・凛菜「「かな奏多ちゃんさん!」」


奏多「うぅ…グスッ」


ユカ・凛菜「「一緒に部活動しませんかっ」」



……。



奏多「かーちゃんって呼ばれているのは内緒ですわよっ」


ユカ「かなちゃん…。うん!分かったよ!約束するねっ!」


凛菜「ふふっ。これで部員が4名に顧問の先生が。あとは部員1人と部室だけですね」


奏多「部活動…ですの? わたくし、部活動やったことないのですが」


凛菜「大丈夫ですよ。きっと、すぐに慣れますっ」


ユカ「うんうんっ。きっと楽しいよー!」


無事、琴音姉妹を部員顧問にしたユカたち。

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