部活動はじめますっ!
廃部になった理由を聞くためにモカ姉に会いにいきますっ! モカ「ふっふーん?私にようかな?」ユカ「私、やっぱり…」
部活動はじめますっ!
ユカ「えっ…。」
冷たい風が吹いた気がする…
そのあとのことはあまり覚えてない…
私、しらなかった。モカ姉の部活が廃部になってたこと。いつも楽しそうに話してくれてた部活のこと。廃部になっちゃったんだ…。
でも、やっぱり、どんな部活だったんだろ。
明日にでもちゃんときいてみよかな…。
次の日の昼休み。
凛菜「ねー、裕佳梨さん。部活見学どうでした?」
ユカ「それがねー、ぜーんぶっ、みたんだけどね、結局、決まらなかったんだー」
凛菜「そうでしたかー。でもまだ日もありますしまだまだゆっくり考えてもいいかもしれませんね」
ユカ「うん、そーするよー!」
放課後。
ユカ「ねえ、モカ姉!」
モカ「どーしたのユカ?」
ユカ「やっぱね、聞いておこうと思って。」
モカ「ふふっ、そうね廃部した理由ぐらいは…」
ユカ「ちがうよ!モカ姉が楽しそうに話してた部活動の名前だよ!」
モカ「? そっち? んーっ、でも部活動としてはあまり活動してなかったし…。あえていうなら奉仕部になるのかな?」
ユカ「え、あまり活動してなかったって…どういうことー?」
モカ「ううん、元からそーゆー形の部だったの。進学に専念するための部っていう形。だから、部として集まることが少なかったの。部としての活動もボランティアが多かったの。だからみんなで集まることが少なくて…。
でもね、いざ集まるとみんな勉強のストレスからか、とにかく楽しむことに力を入れてたわ。ある時は、BBQ、ある時はカラオケ、そんな感じにねっ。部活動というより大学とかのサークルなイメージよね。」
ユカ「そうだったんだ。奉仕部かー。」
モカ「ふふっ、そーよ?廃部の理由もね、進学の勉強のための部なら無理に部に入る必要もない。って言われてからなのよ?みんな部に入らなくちゃいけないと思ってたんだけど、去年の末の部活動会議でね、奉仕部をなくして進学メインの子達をサポートする進学部をつくっちゃったの。それで廃部になったのよ。」
ユカ「じゃあ、モカ姉は今は…」
モカ「ううん、進学部には入ってないわ、私は今は何も。」
ユカ「そうなんだー。」
モカ「でもね、でもね!ユカが入ったらまた奉仕部のころみたいなゆったりまったりな部に一緒に入りたいって思ってたの!だからね、ユカさえよければだけどね、一緒に部活動しない?」
ユカ「でもー…そんな部活なかったよ?」
モカ「一緒に部活動することは否定しないのねっ♪」
ユカ「だってモカ姉と一緒のにしたかったもん。全然オッケーだよっ!」
モカ「ありがとね。それで。部活動がないって言ったわね。だったら作ればいいじゃない!新しい部活動を!!!」
モカ姉の部活動の廃部が分かる回です。しょうもない展開でしたがまだまだ”部活動はじめますっ”は続きますっ!




