クレープですっ
お次に向かうはクレープ屋さん。
美味しいクレープを頬張る裕佳梨たちを描きます
次に見つけたのは、クレープ屋さん。
お祭りのメインッ。
美味しい甘いスイーツ。
チョコバナナとかイチゴとか、ミックス。変わったものもあったりと実に種類が豊富。
イチゴチョコバナナとか鉄板なメニュー。
裕佳梨たちはたくさんのメニューからそれぞれ別々のものを選んで食べ比べしてみることにしました。
「わたしはこーれっ♪」
モカはアイスが中に入っているベリーベリーバニラにしました。甘酸っぱさとバニラアイスが最高のクレープ。
モカが美味しそうに食べていると、杏果が早速、ひとくちおねだり。
「もえちゃん。わたしにもちょうだいっ」
ぱくっ。
ひとくち。
杏果は美味しそうに食べている。
「んーっ。おいしーっ」
幸せそうな顔だ。
横では奏多がクレープをもらっていた。
「きましたわーっ!特製クレープケーキ!!」
クレープケーキ。魅力的な名前の合体。
夢のスイーツ。
クレープの中に小さいスポンジと生クリームとイチゴが入っているクレープショートケーキ。
生クリームとイチゴならばよくあるけれど、スポンジも入ることでケーキっぽい感じに。
少しおしゃれなクレープだ。
「んんんーっ。ケーキとクレープを同時に食べれるのは贅沢ですわ。あら?ユカさんも食べます?」
美味しそうに食べる奏多を見つめる裕佳梨に気づいた奏多はクレープをさしだす。
「えっ?いーの?やったぁ」
ひとくちぱくりっ。
んーっ。やっぱり美味しい。ケーキのようなクレープのような贅沢な味っ!!!
思い切った挑戦に見えてまともでとてもいいクレープでした。
凛菜も少し遅れてクレープをもらってきた。
「はい、裕佳梨さん。あなたの分もいただきましたよ。」
そういって凛菜は一緒にもらってきたもう一つのクレープを裕佳梨に渡す。
凛菜と裕佳梨が頼んだのは、チョコバナナクレープとクッキークレープ。
チョコバナナクレープは王道なもの。
クッキークレープはクッキーを砕いて生クリームと混ぜたものにチョコレートをたしたもの。こちらもわりとよくみる。
裕佳梨はクッキークレープを受け取った。
「んー。おいしっ。」
美味しそうに頬張る裕佳梨。それを見ていた凛菜がハンカチを取り出した。
「もう、お口についてますよ?裕佳梨さん。」
口の周りについた生クリームを軽く拭き取る。
「あっ。えへへー。ありがとー凛菜ちゃん。」
裕佳梨は照れながら言った。
そうして、雪解け祭の1日目は過ぎていった。




