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ぼらんてぃあぶっ♪  作者: yukey
4限目 部活動新設編
21/28

部活申請ですっ!!!

火曜日の放課後…杏果との話も終え、、2人の仲を深めるためにも裕佳梨は杏果を勧誘するっ



少しして図書室…



「ねえ、小鳥遊先輩!」


裕佳梨は声をかける。

杏果は振り向く。まだ泣いた後の顔は少し赤い。でもどこか嬉しそうな顔だ。


「あの、もしよかったら…」


裕佳梨は続ける。きっと2人のためにもなると思って。やり直すためにも。


「一緒に部活しませんかっ?」





……。





「ほらいそいでー」


杏果はみんなに声をかける。まだ放課後の時間は残っている。いまのうちに5人揃った

”ぼらんてぃあぶ♪”の部活申請を出しに生徒会へ急ぐ。

後ろを追いかけてくるのは裕佳梨たち。

そう。杏果は部活に入ることにした。

萌華と同じ部活に。

失われかけた時間を取り戻すために。

いつも隣で笑っていた萌華と同じ道を歩むために。


杏果はとても嬉しそうだ。

それを後ろから見つめる萌華。

萌華の顔も少し笑顔に見えた。

裕佳梨たちは何も言わない。

ただ、そんな2人をみて微笑んでいた。



”生徒会室”



「ふぅ…。ぼらんてぃあぶっ♪…ね。人数も先生も部室も問題無し…っと。ええ、こちらは了承しますわっ」


生徒会室に入ると早速、新規部活設立の希望をだした。すると、生徒会のメンバーは部活のチェックをした。特に問題もなかったみたいですぐに承認がもらえた。


すると、生徒会長の姫神梓(ひめがみあずさ)先輩が後ろからやってくる。


「もどったよーっ!!!ってあれー?なんかみたことあるよーな人がいるー」


梓先輩…私たちの中学の先輩でいつもみんなを優しく包み込むような人。

今は生徒会長をやってるみたい。


「あー。ゆかりんっ!それにもかりんもー!久しぶりー!」


梓先輩はとても明るい。どんな時もみんなを笑顔にする先輩。よくみんなに太陽みたいだねといわれている。


「あははー。あずさもなかなか変わらないなー」


萌華は笑いながら梓の方を向く。

裕佳梨たちも生徒会長の方を向いた。


「どしたのー?生徒会に何か用事かなっ?」


梓先輩は何か期待しているような顔でこちらを見る。


「んーん!用はもう終わったのー!新規部活の申請だったんだけど、承認もらえたからー」


裕佳梨は応える。

それを聞いた梓はがっかりしたような表情をする。

そして、続ける。


「えー。そうなのー?他にはー?他にはないのー?」


梓は頼られたいみたいだ。


「そんな急にはないってー」


萌華は笑いながら応える。

そんな会話をしていると、それをみていた他の部員が会話に参加しだす。


「えっと。生徒会長さんってこんな感じだっんですね。ちょっとびっくりです」


凛菜は少し驚いている。奏多も同じく驚いていた。

杏果は


「はぁー…。生徒会長がこれで大丈夫なんですか?全くいつもー」


一応、杏果も知り合いだ。奉仕部のときによく顔を見ていたからだ。

他の生徒会役員もやれやれと首を振っている。

あぁ…みんなこの人に振り回されているんだな…

そんな気持ちで少し同情した。


「ふぅんー?新しい部活ねぇー。どれどれー?おぉー?ぼらんてぃあぶっ♪っかー。名前かわいいねーっ」


梓は裕佳梨たちの部活に興味津々だ。

部活申請を見ていると、少しして質問をしてきた。


「それでー、ゆかりんたちはこの部活で何をするのかなー?」


梓は裕佳梨たちに尋ねた。


「たくさんの人を助けるんだよー!いろんな人の笑顔がみたいっ。私たちのやりたいことをたくさんしたいっ!だから、ぼらんてぃあぶ♪なんだよっ」


裕佳梨は話す。具体的なことはない。

だってたくさんのやりたいをする部活だから。たくさんの人を助ける部活だから。


梓は裕佳梨の話を聞き、笑いながら応えた。


「がんばってね♡」





生徒会長登場です。


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