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ぼらんてぃあぶっ♪  作者: yukey
3限目 部活動迷走日記編
10/28

全員集合ですっ!

なんとかかくれんぼも終えたユカたちは話し合うために再び集まることにしました。 みんな集合ですっ!

一方、萌華は。


モカ (あらあらーここはいいんじゃないかしらっ)

モカ「あっ…」


その部屋には、元奉仕部の小鳥遊杏果(たかなしきょうか)の姿が…


モカ「きょ、キョーカちゃん…」


キョーカ「ごめんっ。話したくないっ」


キョーカはモカを無視して出ていく。

モカもどこか申し訳なさそうにしている。


キョーカ (なんで椎名さんがここに…)


モカ「…。」


モカ「ここは…、ダメ…みたいね…」


そこにはちょっとした進学向けの本や赤本、さらに勉強用のノート、調べ物用の資料、図鑑などなどちょっとした図書館になっていた


諦めて、他のところへ向かおうとする。

しかし、さっきのキョーカとのことが頭の中をよぎる。

もやもやしたきもちになるモカ


するとモカのケータイに着信が。


画面を確認するモカ。


モカ「誰だろう…。」


”ユカ”


モカ「あっ…ユカからだ。なんだろ…」


だがまだ頭の中はもやもやしている


ユカ「あっ。モカ姉?いま大丈夫ー?」


モカ「え?」


少し間が空く。


モカ「あ、うん…。大丈夫…」


その変な間に少し違和感を覚えるユカ


ユカ「 ? ど…」


変な様子のモカにどうしたかを聞こうとしてみる


モカ「それで、どうしたのー?」


しかし、いつものモカに戻っていた


ユカ (あ、あれ?気のせい?)


ユカ「あのね、モカ姉。顧問の先生と新しい部員が入ってくれたよっ!」


その言葉に驚きながらも喜びの声を上げるモカ


モカ「えっ?ほんと?部員は何人なのっ♪」


ユカ「1人だよーっ。でもこれであとはひとりだねっ!」


モカ「そうだねっ♪ユカたちはすごいなぁー。わたしが部室探してる間に部員まで見つけちゃうんだからっ」


ユカ「ううん。たまたまだよーっ!それよりもモカ姉のほうはどうなのー?」


モカ「それがねー…」


ユカ「やっぱりみんなと話そうっ新しい子も紹介したいしっ」


モカ「そうだねっ。どこへ集まろっかー?」




……。


”図書室”



ガチャッ



モカ「ふーっ。やっと戻ってきたよー!」


ユカ「おつかれさまーっ」


凛菜「おつかれさまです」


琴音「あらあらー。萌華ちゃんじゃないーっ!」


奏多「どなたですの?リボンで先輩なのはわかりますが…」


モカ「あははっ。はじめまして。わたし、ユカたちの部活動の部員の2年の椎名萌華っていいます。気軽にモカって呼んでね」


奏多「モカ…さんですわね。わかりましたわ。わたくしは琴音奏多といいますわ。」


モカ「琴音…奏多…ちゃんかー。んっ。わかったよー!奏多ちゃんって呼ぶねっ」


奏多「男性と間違われそうであまり好きじゃないですわっ」


モカ「奏多ってそうかなー。どっちでもオッケーだと思うけどー。んーじゃぁ〜」


少し悩むモカ。その間にユカたちは少しズレた話をする


ユカ「そういえば、凛菜ちゃんはかなちゃんのこと”奏多さん”って呼ぶよねっ!」


凛菜「え、ええ。その方がいいかと。」


ユカ「???なんで?」


凛菜「琴音さんだと、琴音先生と奏多さんがいるでしょう?」


ユカ「あっそっかー!でもそれならかなちゃんでいいんじゃないのー?」


凛菜「い、いえ。それは…恥ずかしいといいますか…」


ユカ「えー?そうかなぁー?」


奏多「そうですわっ。恥ずかしいですわ!」


ユカ「んんーっ?でも、かなちゃんもわたしのことはユカって呼んでるよ?」


奏多「呼ぶのはいいんですわっ。呼ばれるのが恥ずかしいのですわ。」


ユカ「ふぅんー。なんか、むずかしいんだねー。」


モカ「わたしもかなちゃんにするねっ。奏多ちゃんもいいと思うけど、やっぱり少しこっちの方がいいかなって♪」


奏多「ッ!?」


顔が赤くなる奏多


琴音「ふふっー?かーなーちゃーんー?なーに赤くなってるのー?」


奏多「からかわないでくださる?」


少し膨れる奏多


琴音「ふふっ。そこがかわいいのーっ♡」


ユカ「紗凪先生…」


琴音「あ、そうそう。一応改めて言っておくねっ♪かー…。奏多ちゃんを見つけて勧誘してくれてありがとう♡これでわたしも晴れてあなたたちの部活動の顧問になれますっ」


奏多が少し反応した気がした


みんな「あ、ありがとうございます!」



少し間を空けてから



モカ「あ、そうそう。部室の件なんだけどねー」


モカが話しはじめた。


モカ「どこの部室もやっぱりそれに合った部屋を用意してるみたいでね。私たちの部室になりそうな場所探してみたんだけど、どこも空いてなかったんだ〜。」


ユカ「うーん。そっかぁ。それじゃどーかさよう」


琴音「うーん。難しいわねーっ。どこかないかしらー」


凛菜・奏多「あ、あの。」


みんな「ん?」


凛菜・奏多「ここはどうですか?ですの?」


みんな「ここ…?」


周りを見渡す…図書室は静かだ


みんな「ここで…」


凛菜・奏多「はい」


みんな「たしかに…たしかに!できそうだね。できそうねっ!」



部室も見つかったユカたち。

これで残るは部員1人のみ。少しずつ部活動設立に向け歩みを進めていますっ

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