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症例1、症例2。
今日の昼頃に、男性客が1人来店した。
彼は2人掛けの狭いテーブル席に座り、2人前のスパゲティーを頼むと、
注文が来るまでぶつぶつと1人で喋っていた。
頼んだスパゲティーが来ると、彼はあっという間に1皿を平らげて、会計を呼んだ。
テーブルには手付かずのスパゲティが1皿残っていたが、彼はそのまま店を出て行った。
2つの皿を片付けつつ、おかしな客だなと思って窓の外の彼を目で追うと、
その男が歩きながら、楽しそうに2人で談笑している姿が目に映った。
ああ、なんだ2人いたのか。
空になった2つの皿を片付け終わったところで、私はそう納得した。