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天宮和姫は蠍座の姫  作者: 榊原栞
星座達の雫
7/11

和姫VS乙女座 前編

東雲(しののめ)中央公園の大広場では、今和姫が暴走した魔導書(グリモア)との戦闘が始まった中、広場中央の大銀杏(おおいちょう)の木の上に一人の人影があった。

「貴方の星座の僕(ガーディアン)としてのお手並み拝見させていただくわ、蠍座の姫(スコーピオン)天宮和姫さん」

 「あれは、乙女座やな四天宮の一角や」

「なるほどねさっきのマギーの説明どうりだね」

乙女座は、8月23日から9月22日までが誕生月とされている。

今日は、9月の15日本当にど真ん中だ。

「奴は近距離格闘型や、でこっちは、中距離斬撃型。五分五分ってとこや更に奴は四天宮。えっと四天宮ってのは、黄道十二宮(ゾディアック)の四天王。十二宮の中でも、強い四宮ってわけ」

「いきなり四天王の一人?!無理そう・・・」

「心配しなくともウチだって四天宮序列3位や!!奴は4位勝てる勝てる」

「はぁ・・・」


 私はマギーに変に丸められ、腰の刀を抜く。

そして驚いた、普通打刀位になると一本で重く感じるのに、この二本はほとんど重くなく、むしろ私にちょうどいい重さだ。

これなら!!

私は走り、乙女座との距離を一気に詰めた。

「そんな近づいたら危ないで!!」

大砲の大きな水晶玉からマギーの注意が飛ぶ。

星使い(サポーター)は絶対専用武装の魔力(コア)として戦闘中は活躍して星闘者(ファイター)をサポートするらしい。

「刀ならなおさら近づかなきゃ!」

私は乙女座の懐に潜り込み、素早く斬撃を繰り出す。

しかし、流石は、近距離格闘型。防御が堅い。

そして実際に仕掛けて分かった。

日本刀の二刀流の難しさを。

刀身の刃がしっかりとしていないと切れない。

そうするには、手首を上手く使うしかない。

これは、なかなか苦戦を強いられるかも・・・

12/6一部修正

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