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天宮和姫は蠍座の姫  作者: 榊原栞
星座達の雫
6/11

初陣!天宮和姫

大変長らくお待たせいたしました。

本日より活動再開です!


「ほな、契約しようか」

マギーは説明を終えて、私にそう言った。

「契約?」

「そや、星座の僕(ガーディアン)黄道十二宮の魔導書グリモア・ゾディアックとウチら星使い(サポーター)との契約で初めて星座の僕(ガーディアン)になれるんや、わかったか?」

「うん、まぁなんとなく」

「ま、やればそのうちわかるから。そやなぁ、んじゃそこ立って」

そう言ってマギーは部屋で一番広いウォークインクロゼットの前に私を誘導した。

『それじゃあ始めるで」

マギーがその瞬間からもともと赤褐色(せきかっしょく)の身体が更に赤く光り始め、私の足元には、赤く光る魔方陣が現れた。

(なんじ)、今宵そなたの力を欲する者がいる。名を和姫(かぐや)。汝、その思いに応え和姫に力を与え給え!!』

解き放て(アンリッシュ)蠍座の姫(スコーピオン)!!』

マギーが契約呪文を言うと足元の魔方陣の力が強まり私は、赤い光の海に飲み込まれた。

眩しい中、マギーの声が聞こえる。

「和姫、ペンダントを掴むんや!!」

言われるままに魔方陣中心に浮かぶペンダントを取る。すると、ペンダントを中心に光の海が一瞬にしてなくなった。

蠍型のペンダントの胴体のくぼみにはさっきはなかったはずのクリアオレンジの宝石がはまっていた。

「よっしゃ!!契約成功や!これで蠍座の姫(スコーピオン)天宮和姫の誕生や!」

「ふえぇ、なにがなんだか・・・」

「まぁ、仕方ないな。けれど今はゆっくりとしてる暇なんてない、これから、星座の僕(ガーディアン)になる呪文教えるからよく聞け?」

「う、うん・・・」

「ほな、ウチの後から復唱な?」

「は、はい!」


東雲(しののめ)町はすっかり寝静まり、明るく騒がしいのは、駅前の繁華街の方だ。

そう、今私は、夜更かししてます!!時刻はもう午後9時を回り、ご近所さんはとても静かだ。

マギー曰く、当然星座なので基本的に夜に活発的に動き、現れるそうだ。

「マギー、あとどのくらい?」

「あと少しや」

しばらく私の愛用している小さい折り畳み式自転車を走らせると近所の公園の広場に着いた。

空には、雲一つなく、大きな満月と、満天の星空が見えた。

「今頃お母さんテンション高いだろうなぁ。」

「そんなのんきな事言って内に、ほら来たで!和姫変身や!」

「うんっ!」

『我、汝と契約を交わした者。汝、契約に基づき我に力を与え給え!!』

解き放て(アンリッシュ)蠍座の姫(スコーピオン)!!』

私が呪文を唱えると、ペンダントを中心に光が私を包み込み、光が消えた頃には、蠍座の姫(スコーピオン)専用武装スカーレット・スコーピオンが展開されていた。

頭には、紺のハチマキ両端に朱色のラインが入っていて、体はまるで剣道の胴着と袴そのもので、胴着には、裾に朱色のライン、袴には、腰の一文字結びの袴帯が朱色になっていて、両腰に打刀が一本づつ差してある。

そして尾てい骨のあたりから頭の上に伸びる蠍の尻尾の形をした大砲。

足は、足袋と草履を履いている。

「ねぇ、マギー?」

「なんや?」

「スカーレット・スコーピオンって随分と和風なのね」

「それはな、蠍座の姫(スコーピオン)が日本で作られたからや。」

「他の星座も日本で作られたの?」

「いいや、ウチだけ。他は、選ばれた国で、専用武装の職人と魔導士がコンビを組んで作るんや。」

「へぇ~そうなんだ」

そんな事を離していると遂に今回の目標が地面に降り立った。

「いくで!和姫っ!」

「うん!東雲中学一年一組一番天宮和姫いざ参る!!」

久しぶりなので少し頑張ってみました。

今月中にもう一回投稿したいです。

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