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音楽室の山乃さん

作者: 宛 幸
掲載日:2014/03/12

 放課後の誰もいない音楽室。

 そこで一人の女の子がピアノを弾いていた。

「ふふん♪ふん♪ふん♪」

 その滑らかな手つきで鍵盤を弾くのは『山乃さん』。音楽が大好きでふと気が付くと、自然と作曲をしてしまうくらいに音楽をこよなく愛する女の子。

 だけど──

「ふふん、ふん♪──ふぅ。足が……届かない」

 背が低く、短足も相まってフットペダルを踏めないのが悩みである。

「出したい音が出せない……」

 涙目になって俯く。

 山乃さんは傷付きやすいのだ。

「でも!そのままのピアノも好きだし、それに、音は作ればいいもんねっ」

 山乃さんは案外前向きでもある。

「よーし、なんか楽しい曲作っちゃお~!」

 と、山乃さんが勢い付いているその頃。

 音楽室の扉付近、ピアノの音に釣られてやってきた生徒一人。

「綺麗な音色……誰が弾いてるんだろう」

 ピアノを弾いてるのを邪魔しないようにそっと扉を開くと、そこには──

「え……誰も、いない……?」

 ピアノから流れる聴いた事のない旋律。

 綺麗で心が洗われるような音の調。

 だが──

「──ゆ、幽霊!?」

 これは大変だ……!

 生徒は逃げ足でその場を去って行く。

「……あ、ここは……うん、こんな感じかな」

 何も知らずに作曲に勤しむ山乃さん。

 後に音楽室に住む幽霊の怪として噂を流れるのを知るのは、また別の話である。

「~~♪ふふ♪」

 山乃さんは、音楽が大好きである。

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― 新着の感想 ―
[一言] 続編とか期待しちゃう展開だけど、どうだろう? 謎が多い少女な感じでした。
2014/03/15 18:03 退会済み
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