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1話 おねいさん異世界へ

人生は毎日毎日同じことの繰り返しだ。


常連となりつつある都内有数の高級ホテルの一室でいつものようにタバコを吸う

違うことといえば私と同じく生まれたままの姿で気持ちよさそうに隣で寝てる女性が毎回違うことぐらいだろうか。


彼女とはたまたま知り合いに連れて行って貰った立食パーティーで出会った、

美しい大きな瞳が魅力のさみしがり屋で可愛らしい女性だ。

おまけに、家が資産家で彼女自身も若社長。お金はあるところに集まるってほんとだねぇ


タバコを1本吸い終わると私は下着を穿きゆっくりと身支度を始めた


「もういっちゃうの」


布団から少し顔を出して眠そうな声で彼女が問いかけてくる

そんな彼女にお得意のにこっとした人好きのする笑顔を浮かべ軽く口づけをしてからホテルの扉をくぐる


ドアが閉まり切ったぐらいのタイミングで大きなあくびが一つ出た

あくびで出た生理的な涙を服の袖で軽くふきながら長い廊下をのそのそと歩きエレベーターのボタンを押した


エレベーターが到着するまでの少しの間にスマホの通知音が鳴る。

スマホの画面を確認するとスマホのロック画面が彼女の自撮りになっていた

暗証番号は教えていない気がするが多々あることなので気にせず慣れた手つきで暗証番号を変えメッセージを確認する


忘れ物というメッセージとともに先ほどポッケにつめたはずのライターの写真が

特に高いものではないので適当にスタンプで返す


ついでにSNSのチェックをしているとエレベーターの扉がチンっと音を鳴らして開いた

私はスマホを見ながらエレベータに乗り込むと先客が数名いることに気が付いた


エレベーターの一番後ろに立ってスマホから顔を上げて周りを見渡してみると学生さんだろうか

随分と若い子たちが仲良く話しながらワイワイしていた


今日は休日なので学生が泊まりに来ていてもおかしくはないが

男の子1人に女の子3人とはなかなかのプレイボーイだなと思いながら再度スマホに目線を落とした。


「なにこれ」


しばらくすると学生グループの中の1人がそうつぶやいた

エレベーターの床の部分に丸いまるで魔法陣のようなものが浮かび上がっていた


ホテルの演出かと思いスマホで写真を撮ろうとした瞬間目の前が見えなくなるほどの眩い光が


光が収まり視界がはっきりとしてきた時には私たちがいた場所はガラス張りのエレベーターではなく

白い床、白い壁、何かの儀式をしていたような謎の模様の書いてある布がある何か大きな建物の中だった。


「どこだよ‼ここ‼」


私の斜め前あたりに立っている男の子が驚きからか大きな声で周りにいた白い服を着ている人々に向かって叫ぶ


そうすると、白い服の人々はみな口々に「勇者様だ」「こんなにたくさん」「これでお国も安泰だ」とざわざわし始める。その人達の後ろから鈴が転がるような可憐な声が聞こえる。


「まずは謝罪を、私共の勝手な都合でご足労いただきまして。大変申し訳ありません。そして召喚にこたえていただきましたことへ心から感謝いたします」

「ようこそ勇者御一行様自由の国ディスト王国へ」


人ごみをかき分けて前に出てきたのは金色の髪に赤い目の随分と可愛らしいサイズのお姫様だった


お姫様は一人一人の顔を見て挨拶をしていたので当然私とも目が合った。

目が合うと微笑んでくれてので私も軽く笑みを浮かべながら手を振ると少し安堵したような表情をした


そこからお姫様に案内されながら王様とお妃さまに会いこの国の現状魔王のことなどいろいろな説明を聞かせてくれたがあることに気が付いてしまった私はそれどころではなかった


異世界ってタバコあるのかなぁ







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