孤独な少年
僕には親がいない。
理由は単純明快、僕が5歳のときに家が放火されて死んでしまった。
犯人は現在も逃亡中。
そして、時効が訪れ何もできずに犯人を逃した。
僕は絶対に許さない・・・。
両親が死んでから、周りともうまく接することができず孤独になってしまった。
挙句の果ては、身内にまで陰口を言われる結果だ。
「僕は、あなたを許さない。」
仏壇の前に座る中村淳之介はつぶやき、拳に力を込めた。
現在20歳。東京都に住んでいる。
時効を過ぎた犯人を捕まえるために、僕は警察になった。
東京県警の・・・・特別課?という聞きなれない部署に面接の結果配属されることになった。
今日は初出勤。地道に頑張り、犯人のことを探そうと思っている。