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現実から始まる異世界転生  作者: たまがわ むさこ
現実から始まる異世界転生
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墓場から始まる異世界転生

私の名前は山田花子。

若いだけが取り柄の、田舎の芋娘だ。


田舎には娯楽が全くない。

娯楽意外もほとんど無いのだが。


コンビニに行くのに車を使うくらいは当たり前の感覚だ。普段は本屋にいくのが精々で、たまに足を伸ばしてAE○Nに行くのが、唯一の楽しみだ。ろくでなしの大人達がパチンコにはまる気持ちも何となくはわかる。あのようにはなりたくないが。


私には霊が見える(ような気がする)。友達のいない私は、夜になったらお墓を訪ねて、おじいちゃんと会話する。みんながお墓参りに来ないので怒っているようだ(きっと、たぶん)。


何だかお墓に後光が差している。

まさか火の玉でも出たのだろうか?


『火の玉ではありませんよ。』


お墓の後ろにひょっこりさんしているのは、白い着物に三角頭巾?ミニスカに長い袖が可愛らしい。私もあんな冒険が出来たら良いのになあ。


『貴方を異世界に転生します。』

「!?」


確かに冒険したいとは言ったけれど。

・・・


転生先は墓守の家だった。

この世界は土葬が普通で、たまに骸骨さんが夜のお散歩をするようだ。


私は霊は信じるが、骸骨は嫌いだ。だって、話とか通じなさそうだし。


「しつこいなあ。あっちへ行ってよ。しっ、しっ。」


骸骨さん

「カタカタカタ(花子や、ワシの話を聞いておくれよ)。」



挿絵(By みてみん)

私は霊を見たことが無いです。

精神失調から来る妄想や幻覚なのでしょうか?

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