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北欧から始まる異世界転生(2)
転生先は谷だった。
ここには僕以外にも沢山の妖精達がいた。
僕の家は東の山から流れる川を橋で越えたところにあった。そこにある日、訪問者がやってきた。
見たところ、元気がとりえなだけの平凡な女の子のようだ。ツインテールにした髪を揺らしながら、楽しそうに話している。
少女が突然、光に包まれた!
またもや、転生!?
・・・
どうやら今度は大丈夫なようだ。
光の中で少女の衣服が溶けるように消えて行く。
いつも全裸の僕が言うのもなんだが、野外露出はやめた方が良いよ?
ミニスカ、ニーハイ、露出の多い軽装備に包まれた少女がそこにいた。
「あたしと契約してマスコットになってよ!」
魔法少女にはマスコットが必要らしい。
魔法少女あるあるです。