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現実から始まる異世界転生  作者: たまがわ むさこ
現実から始まる異世界転生
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四天王(1)から始まる異世界転生

僕の名前は五十嵐休過。アラフォーのサボリーマンだ。


職場で四天王とか呼んでいる人達がいるようだが、きっと僕の智力が優れているからなのだろう。


今では昔の話となるが、1987年に裁量労働制が採用された。実際の労働時間が4時間であろうと10時間であろうと給料が変わらなくなったのだ。


昼前に出社した僕は、端末の電源を入れると、煙草の為に席を立つ。戻った頃にはちょうど昼食の時間だ。注文しておいた弁当をのんびり頬張る。規則正しいルーチンワークだ。


午後はきまり決まった作業を適当に流す。スポット作業なんてものは受け付けない。それが僕の仕事のやり方だ。


就業時間のほとんどは煙草に行っていますが、それが何か?


毎日が半休状態だし、隔週で月曜日も全休しているので、年間の1/3は休んでいる事になる。そこで四天王の魔法が炸裂だ。代休、体調不良、介護、言い訳は何とでもなる。裁量労働制の名のもとに、文句は言わせない。


そして2019年に働き方改革が導入された。


僕は四天王で一番の知略家だ。今度も僕の素晴らしい魔法の数々を味わって見るが良い。



挿絵(By みてみん)


バブルが弾けて不景気になった際に、リストラを進めた会社と、全員の給料を大きく下げた会社がありました。


貴方はどちらが良いと思いますか?

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