『いよいよ、いいよ、いいよ、いよ』・・・『詩の群れ』から
『いよいよ、いいよ、いいよ、いよ』・・・『詩の群れ』から
㈠
お前はまた、奇妙なことを、考え出したんだな、だろうだ。
だろう、いよいよ、俺は、世界を飛ぶ計画を立てた、ライト兄弟のように、メタファだがね。
成程、お前の信念は固まったということか、しかし、本当なんだろうな、え?
だろ、だから、予め、メタファだと言っているじゃいか、飛べない動物さ、人間は。
㈡
だろうだ、びっくり仰天だったな、お前のその発言は、しかし、俺もお前も。
そうだろ、言葉の波にさらわれて、何処へ行くのか、行き場もないし、だろうだ。
だろう、ちょっとした、詩のために、日夜を費やす暇もないよ、だろうだ。
だな、いよいよ、いいよ、ってお前の発言から、いいよ、いよ、なんだよ。
㈢
つまりは、いよいよ、いいよ、いいよ、いよってことで、破滅全快だろうだ。
だろうだろうだ、いよよいよ、ってとこで、何処のよいよい、ってことだろうだ、だろうだ。