ことの発端①
人生で初めて小説を書きました。文章がおかしかったり色々とあると思いますが、一度だけでも読んでいただければ幸いです!
「「「好きです、付き合ってください!!!」」」
あれ?ん……どゆこと?WHY?思ってたやつと違うんだけどぉぉぉぉ!!!!!!
と、まぁとにかく俺もよくわかってないから、うん、まずは回想からだよね、うん。(誰と喋ってんだ?)
オレの名前は舜、神谷舜だ。まぁ探せばなかなかいると思うけど結構気に入っているんだけどね。いや、今は名前についてはいいとして。
こんなことが起きているのは、この世の誰もが一度たりとも考えることはなかったであろうことである。なぜならオレは今までモテたことなどなかったからだ。そーゆーこと言って実際はモテてたとかのタイプではない。本当にモテなかったのだ。オレが説明してるのは、罰ゲームだと考えてもいいのかな!?いいよね!?泣かないから次行こ次。(………クスン)
ことの発端は昨日の夕方、18時頃である。オレは学校帰りに1人、街中のスーパーで買い物をしていた。
「義姉ちゃんに料理教えないと……このままだともらってくれる人いねえよなぁ…」
買い物を終え、家に帰ろうとしたがいかにもちゃらい見た目をした金髪の男達がよく知っている女子高生2人に誰から見てもわかるようなナンパをしていた。2人ともオレの幼馴染の黒髪ストレートでクールな真屋零華と金髪ストレートでギャルな笑宮姫良である。しかも2人とも可愛いし、ちょーー可愛い。あ、大事だから2回言ったよぉ〜、次のテスト範囲内だよぉ〜!ちなみに同じ学年でこいつらのことを知らない奴はいない。高嶺の花だとか、皇女や女帝だとも言われてるとか言われてないとか。
「ねぇ暇でしょ〜?日付回る前には返してあげるからさぁ遊ぼうよぉ」
うわっっ、こいつらもっとまともな誘い方あっただろ………正直気持ち悪いな。全国ナンパ協会に謝れ!!!まぁあるのかしらんけど。
「私達忙しいんで行かないって言ってるじゃないですか!」
「てか、ウチら2人で遊びにきたんで。んじゃ、さよなら〜」
これで引くわけないわなぁ、そろそろ声掛けとこ。
「いいじゃんいいじゃん〜、俺らも混ぜ「オレの家族になんか用事でもあるんスカ?」
なにごともなく穏便済ますのって大切だよなぁ、よし、暴力、ダメ絶対。
「「しゅんっ!!」」
「こいつだれ?家族ってなに?ど〜ゆ〜関係なわけ?」
「え、えっと……」
「なんてゆぅかぁ……?」
こいつら家族ってのにすごい反応してたみたいだけどどうやらいつもの様子と違う。
なんか顔赤いけど大丈夫かこいつら、りんご病とかかな病院連れてった方がいいのか?しかもなんか上目遣いでチラッチラみてくるし、なんじゃこりゃ、可愛いな…。
「俺たちは家族だ。まぁ信じられないだろうけど、家族と言っても過言ではないな、うん、過言じゃない。え?過言じゃないよね?大丈夫だよね?」
「「アンタが自信なくしてどーすんのよ!?」」
「…ま、まぁよくわからんけどこの2人誘っても来ないからどーかしてくれよぉ、なぁ?」
え、なんか頼まれたんだけど、自分達で頑張んないの?え?頑張らなすぎじゃない?まぁいいや、失望したぜ☆
「お兄さんたちってしょーもないよね、うん、どーしよーもないよね。他人に頼らずもっと自分に自信持とうぜ☆」
「ア?ナメてんの?うぜえな、こいつやるしかねえ」
おっ、いいぞいいぞぉ!怒れ怒れぃ!オレの家族?に手出すから悪いんじゃぁ!なんせアレついてるからな。
と、そんなこと考えてるうちにチャラ男2人が勢いよくこっちに殴りかかろうとしてきたところで。
「あそこの角見てみて!ほら!上だよ上。カ・メ・ラ、わかる?どぅーゆーあんだーすたん?」
「っ!?チッ、腹立つなこいつ、こんな煽るやつ初めて会ったぞ。呆れるほどだな。」
ごめんごめん、ちょっと煽りすぎたな。ちょいと頭をヒヤシンス、なんつって!…そろそろやめとこ、チャラ男の目がマジだ。うん、ごめんなさい、謝ります。
オレの態度に怒りを通り越して呆れた様子の2人は睨みながら去っていった。
「ちょっと!助けてくれるのはありがたいけど、煽りすぎじゃない!?」
あれ、零華にすごい詰め寄られてる、なにこれ、幸せかも、ちょーいい匂いするんですけど。
「シュンの顔いやらしいんだけど…ウケる」
いや、別にウケないけど!やたらギャルってウケるよな。オレの偏見かねこれは。
「分かったから!ウケないけど分かったから!離れろっとりあえず零華」
自分がどんだけ可愛いのか知らねえのかな、鏡が映したくなくなるくらいの可愛さなのかもしれんな。え、オレなにいってんだまじで。
何故かすごい顔が赤い零華がチラチラ上目遣いで見てくる。
「あっっ、ご、ごごごごめんなさいっ」
「いや、いいけどさ」
いや嬉しいけど、やめなくていいけど。
「とりあえず家帰ろうぜ」
「「はーい!!」」
そう。家と言った。しかもみんな聞いてくれ、一緒の家だ。この3人は一緒の家で暮らしているのである。正確には4人か。1つ歳上の義姉がいる。ふつーならありえないだろう。家族ではなく、ましてや幼馴染。確かに家は近い。泊まるのなら100歩、いや、1万歩譲って許してほしい。だが、近すぎたのだ。そう、家が。オレの家の左隣には、真屋家。オレの家の右隣には、笑宮家。な?ちかすぎるだろ?はさまってるわけよ、オレの家。しかも親同士仲良すぎて各家庭父母、計6人でアメリカで暮らしてるってゆうね。そもそも親たちは海外で知り合っていて、元から日本に帰ってきても近くに住むつもりだったらしい。オレら子供たちも誘われたけど速攻断ったよね、食い気味で断ったよね。それで家で1人は寂しいだろうからって義姉がいるオレの家に4人で暮らしてるってわけよ。もちろん親の許可も取ってるから安心してほしい。付き合ってるわけでもないし、幼馴染だからな!こんな美少女とオレが釣り合うわけもなし。周りの目を見れば明らかってことよ。今度こそ泣かないけどさ!(………クスン)
しばらく雑談なんかしながら歩いてオレ達は19時頃家に帰ってきた。
「鍵は……開いてるのか、義姉さんいるのか」
ガチャっと扉を開けようとしたが、その手は空ぶりになり、もぎゅぅ〜〜〜っと身体はすでに抱きしめられていた。この時点で気付くものもいるだろう。何を隠そう、そう!オレの義姉さんは重度のブラコンなのだ……。え?羨ましいだって?おいおい、まぁたしかに嬉しい気持ちもあるぜ?でもよ、家に帰ってきていきなり耳を舐められる気分わかる?巨乳栗色セミロングの義姉よ?頭真っ白よ?思春期男子高校生よ?理性失うよ?意識も失うよ?気付いたらもう20時前だったよ……。
帰宅してきた19時から20時の間になにが起こっていたのかをこの時の舜はまだ知る由もないのである。
暇な時間を見つけては書いていくつもりではありますが、不定期更新になる場合もあります!なにとぞよろしくお願いします!どんな辛辣な言葉でも良いので、レビューなどの反応、感想をお待ちしております!やっぱりあまり辛辣なのはきついかも(笑)