表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

救世主が救われるための物語


 悪魔に支配された世界。

 悪意に屈するしかなかった世界。


 ーー世界の最果てで、二人の"生贄"は出会った。


 片方は平凡な青年、もう片方も平凡な町娘。

 世界のために、その言葉で担ぎ上げられただけの、どこにでもいる男女だった。


「お前、そんなとこで何してんだ? 落ちるぞ」


「ええ、落ちてしまうのが目的ですから」


「ーー」


「わたくしは、悪辣なる魔の物どもから村をお守りする尊い使命を」


「そんなに足震えさせて言う台詞じゃねぇな」


「……っ」


 少女が立つのは崖の上。眼下には急流が押し寄せる海が広がり、ゴツゴツした岩も目立つ。

 さぞや落ちれば痛かろう。

 青年の言葉に反応して、己の震える足に力を入れる少女。だが震えは治るどころか増す一方だった。


「なぁ、一つ良い提案があるんだ。聞いてくれるか?」










「俺と一緒に、逃げないか?」



 これは、とある逃げ出した救世主たちの、旅の物語。


*************


 聖女アルフには使命があった。生まれつきの使命だ。それは15歳の夜に、月に命を捧げ、この世に平和をもたらすというものだった。


2020/09/24




自分と主人公たちの旅が始まりました。


この作品が誰かの心を揺さぶる物語になることを祈っています。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ