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嗚呼!!なんて素敵な女神様!!  作者: いでっち51号
最終章~Living alone in this world~
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ー第9幕ー

 イザベルの襲撃時、キリアン邸の地下牢にアソーが現れた。そして牢屋の鍵を解錠した。牢の中にいたのはドロシー・ハサウェイだった。



「どういうことですか?」

「神の主によるお達しになります。あなたを自由にしてあげるようにと」

「キリアン様が?」

「まさか。キリアン様はお亡くなりになります。主も後を追うと言われました」

「あの、言っている意味が私には……」

「どこにでも行けばいいのです。貴女が行きたい場所に。もうここには誰もいません。貴女を雇う人間も神様も」

「………………」

「さぁ、早く出なさい」



 ドロシーは恐る恐る牢の外へ出る。



「ありがとうございます。アソー様、一つ尋ねさせてください」

「何ですか?」

「私はこれからどう生きていけばいいのですか? 魔女狩りが世界中で行われている今、魔女であることは隠していかねばなりません。私は……」



 アソーは少し考えてから答えた。



「その手の訳のわからない質問に答えるのは1つ。生きていく上に大事なことは、朝は希望を持って目覚め、昼は懸命に働き、夜は感謝と共に眠る。その気持ちを持つことです。頑張ってください」

「はぁ……」



 ドロシーは去っていった。アソーは手を広げて見てみた。少しずつ、自分の体から粒子が発せられて自分が消失していく。主は自ら責任をとり、全てに終止符をうたれたのだ。牢の天井を見上げた彼女は目を閉じて瞑想に耽った。あの言葉こそが自分の最後の言葉だ。もう長くはないだろう――



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