表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
嗚呼!!なんて素敵な女神様!!  作者: いでっち51号
第5章~Isabelle of the counterattack~
49/66

ー第9幕ー

 ラッセルの拷問と殺害を実行した翌日、トリノ近郊にある山奥の酒場にて酒を飲みあかすラボルの姿があった。この酒場は依頼主の配慮でしばらく貸し切りにしてくれるとのことだ。大元のラッセル・ハローズが逝った今、そのシマ一帯はもはや彼の手の内におさめた同然だった。喉に滴る酒の味が旨い。



 陽が沈み始めた時刻、ラボルのいる酒場に2人の客が来た。



「お~! これは、これは。ご機嫌麗しゅう? イザベル殿、元祖女神様」

「元祖女神か。面白い看板文句じゃのう」

「お仕事をされてくれたようで何よりです。今日は贈り物を届けにきましたの」

「えへへ~♪ 贈り物ですかぁ? これ以上貰ったらボク飲めないよ~♪」

「ええ、最高の一発をお見舞い致しますわ。どうぞお受け取り下さいな☆」

「え?」



 コロンソ・ラボルは眉間の間に銃弾をぶち込まれ、呆気なく絶命した。



「妾の護衛が必要だったか?」

「どうでしょうね? 酔っぱらっていましたしね。貴女の力が必要なのはむしろこれからですわ」

「そうじゃのぉ。その前にここでちょっとばかし飲んでいかぬか?」

「まったく、この飲んだくれ」



 時代の流れは一気に逆転して動こうとしていた――



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ