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嗚呼!!なんて素敵な女神様!!  作者: いでっち51号
第3章~War Baluguugh~
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ーEpisodeー

 アルハ高原におけるバラグーンとデュオン公国の戦争は火蓋を切って落とされていた。バラグーンは6千万の軍で進行すると謳いながら、人類の命運をかけた戦いだとして、総1億の兵力に近い9千万人の兵力を西域本陣にかけていた。うち2万人の魔女達と5万人に及ぶ科学開発関係者は数百キロに及ぶ巨大な魔方陣を本陣近くの山を隔てた草原に描いていた。その魔方陣は隕石落下を召喚する魔方陣であった。




 対するデュオン公国は総千9百万の軍勢で多くの戦車と騎馬隊を率いながらも、バラグーンに比べて旧式の貧相な軍勢であった。



 先陣はアルマ大将率いる7百万とプレシオ・バルサム中将率いる4百万の計一千百万における軍勢だ。迎え撃つはバラグーン一千万のファレオ中将とサッカム中将の連立部隊であった。



 互角の戦がそこで繰り広げられていた……筈だった。戦闘開始間もなくすると、バラグーン勢の半数が西域本陣へ戻っていったのだ。それを望遠鏡で確認したバルサム中将は呆気にとられた。



「中将、敵が半数退いていきます! これは一体……」

「それでも戦闘は今も続いとるんやで……バラグーンめ、ワイらを舐めているというんか!? 怯むな! ワイらプレシオ部隊全軍へ逃げた敵も追い込んでけと伝えい!!」

「はっ!」



 アルマ率いるデュオン最大数のアルマ部隊もアルマの指示によって突撃が為されていた。しかしアルマ隊所属のキリッサー少将はアルマが不自然に馬車へ乗りこむ場面と出くわした。



「アルマ大将!! この戦闘時にどこへ行かれると言うのですか!?」

「うわっちゃあ~見つかったら殺しちゃうしかないね」

「は?」



 馬車に乗りこもうとしたアルマはキリッサーの方を振り向き、彼の頭部に弾丸を放った。キリッサーは長年仕えた大将の裏切りにより、あっさりその生涯を閉じた。そしてそれに構うことなく馬車に乗車した彼は運転手に告げた。



「場所はわかっているね♪ リンカーン邸だよ♪」



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