a lot of days
「よぅ。」
平然とした挨拶。
私はなんだか分からなかったけど、
今 分かることはただ一つ。
彼は私の 目の前にいます。
「大切な日だろ。もどってきたぜ。」
なんて言う彼。
その声が頭の中に滲んで 脳裏に刻まれます。
なんで今更戻ってきたのよなんて言ってやりたかった。
遠い遠い場所に行ってしまった彼
一年前に急に私の前から姿を消した彼
今更・・・
なんて思っても素直な心は 私を自然と震えさせます。
本当は彼といたくて
たまらなかった心が
爆発しそうで
そんなことで頭がいっぱいで
彼にずっと抱きついていました。
「おかえり。」
「また行くの?もう少し一緒にいてよ。」
「馬鹿、時間の無駄だろ。」
おもいっきりどついてやりました。
なんてことして、彼はまたどこかへ行ってしまいました。
また一年後に
会えるのが楽しみだけど
どこか寂しい感じで
まだまだ甘えん坊さんな自分がちょっと憎らしくなって
私も行きました。
遠い遠いところにいても また会えるんだって。
だから・・・