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ナショナル・ライブラリー   作者: 秋川貴明
1/1

始まりの日 

アカシックレコードと呼ばれる物がこの世には有るとされている。

 

それは限られて人間にだけ閲覧可能な、人生の本。


だが、未だにそれを閲覧出来ると断言しても、科学等では証明できない。


仏教徒、キリスト教、イスラム教では似た定義でそれを認めているらしい・・・


しかし、それを観る事が出来たならば、貴方なら何に使い何を閲覧しますか・・・?

 

禁断の書が巻き起こす、人生の本が生み出したひとつの物語である。

大変申し訳有りません。

一度投稿いたしましたが、書き直しを行うことに致しました。 


閲覧していただいた方には申し訳ありませんが、下記文面は修正前の物になりますので

それでも、読んでいただけるなら読んでいただいても構いません。


書き直し終了後に、それが解かるように投稿いたしますので宜しくお願い致します。


  作者より



















???『正義・・』

???『正義・・・』

???『正義・・・・』


  んッ!?頭上で誰かが俺の名前を読んでるのか・・・あ~母さんの声だ・・・


『はッ!!』


  母さんの呼びかけで、俺は意識を取り戻した・・・


『大丈夫~??ちゃんと生きてる~???』


  意識を取り戻して早速この母さんの声を聞くと、さすがに萎えるな・・・

  何故かって? 

  家の母さんは、現役の声優で名の知れた人気者で、俺を呼ぶ時は何故か艶の有る声で呼ぶ癖があ    る・・・

  ただの遊び半分なのだろうが、もう15年続いている・・・

  もっと幼い頃は、それも心地よかったが流石に反抗期盛りの子供には厳しい愛情表現だ。


『あ~母さん・・・大丈夫だけど・・・ここは??』


  状況が解からないが、俺はちゃんと五体満足のようなので起き上がった。

  そんな俺に母さんが、ビックリした表情で問いかけてきた。


『正義、何も覚えてないの?ここ病院よ』


『えッ??何で病院にいるの俺?』


  状況がまったくと言って良いほど掴めていない俺は、必死に今日目覚めてからの事を思い出してい   た・・・

  そんな考えている状況の俺をよそ目に、母さんは何か楽しそうな・・・

  こんな状況を楽しんでやがる!!

  こっちは必死に思い出そうとしてるのに、相変わらずの変わり者な母さんだ。


『思いだせた~?』

  薄ら笑いで俺にそう問いかけてくる。

  だが思い出せない・・・何があったのか、何が起こったのかまったく思い出せず母さんに問いかけ   る。


『思い出そうとしても、何も思い出せないんだ・・・何があったの母さん』

  そう母さんに問いかけると、表情変わらずこう切り出してきた・・・


『本当に思い出せないみたいなのね~』

  やっぱり楽しんでる・・・親じゃなかったら怒鳴りつける所だ


『正義さ~今日は朝から色々やらないといけない事があるって言って急いで学校に行ったわよね~』

  そうだったかな??記憶に何もヒットしてこない・・・母さんの話は続いた


『私もね~仕事に行く支度している時に学校から、すぐに病院に来て下さいって担任の先生から電話があってね~急いで病院に来て見たら正義がベッドに横にされてるし電話くれた先生は右往左往してるし』

  そんな状況の俺を見ても冷静なのは物凄く見習うべきと思った。

  いや!そんな事じゃなくて何で病院に来たかの敬意を聞きたいんだよ!!


『かあさん・・・』


『んッ~???』

  んッ~って男を誘うような艶かしい声で言わないでくれよ、、、

  この状況で、母さんの声に妄想が膨らんで俺の欲望が反応しそうになったじゃないか(笑)


『はぁ・・・かあさんが呼ばれた事じゃ無くて、病院に何で連れて来られたかを聞きたいんだって!!』

  母さんにもう一度質問をして話を進めようとしていた時に


  コンコン!!とドアを叩く音が

『失礼します。ジャスティス*#%X% ん?いや 正義君、気付かれましたか?』

  ドアを開けて1人の男性が入ってきた。

  その人の方を向き母さんが一礼をして会話を始めた


『先生どうもありがとうございました、ようやく気が付きましたよご迷惑おかけしました』

  母さんは完全にキャラを変えて話しているが、どうもこの男性は俺の担任のようだ。

  担任のようだって言ってもこの人の事も思い出せない・・・状況で把握はしているけど・・・

  そんな俺に担任が話しかけてきた。


『ジャ#$’&% いや正義君気が付いて良かったよ』

  まずい、いつもの癖でジャスティスって呼ぼうとしてしまったいかんいかん    

  なんて事考えてるんだろうけど既に2回呼ぼうとして咬んでるよ、、、親の前だから名前で呼ぼうと  しているけど癖ってのはなかなか染み付いていて意識しないと出ちゃうんだよな~

  薄ら笑いをこらえていると担任が


『お前何がおかしいんだ!?こっちは心配してったって言うのに!!』

  貴方が2回も咬むからでしょ(笑)

  そうじゃない!

  この流れでこの担任に、俺がここに来た経緯を尋ねた方が速い!


『先生!!俺何があったのかまったく思い出せないんだけど・・・何があったんですか?』

  そう話をすると何言ってるんだと言わんばかりの表情でこちらを見てきた。


『お前覚えてないのか?自分で職員室に女の子抱えて入って来て説明したんだぞ自分で』

  おッ!女の子を!!俺が抱えて??? 

  女の子を抱えて職員室に行って説明したって??

  女の子を抱えて・・・(妄想中)・・・抱えて・・・(妄想族激走中)・・・

妄想・・・妄想してください。

     俺『君!?大丈夫?』

     女『ぁ はぁぃ』

     俺『もう直ぐ保健室だから、我慢してね』

     女『大した事無いから、そんなに慌てなくても大丈夫ですよ』

     俺『それでも、直ぐに診て貰わないと大丈夫かどうか心配だよ』

     女『優しいんですね』

     俺『付きましたよ!先生!!この子を直ぐ診て下さい。怪我してるみたいで・・・』

     女『先生不在みたいですね?』

     俺『そうだね・・・』

     女『いつまでも抱えていたら重いでしょ?そこのベッドに降ろして下さい』

     俺『あ!そうだね怪我も見なくちゃいけないしね』

     女『本当に大した事無いのに・・・ほら観て下さいただの擦り傷ですよ』

     俺『ホントだ!何か俺大げさにしちゃったね、、、あっ!絆創膏探さなきゃ』

     女『私男の人にこんなに優しくされたの初めて、、、』

     俺『優しいって、、、君だから特別なんだよ』

     女『えッ!?私だから??』

     俺『前から君の事好きだったんだ!!』

     女『今ここには二人しかいないんだね、、、何かドキドキしてきちゃった』

     俺『隣座ってもいいかな?』

     女『良いよ、、、変な事しないでよ~』

     俺『しないよ、、、君にしか、、、』

     女『ぁぁあ~ん』              続く


『正義!!お前さっきから何ニヤニヤ妄想してるんだ!』

  先生の怒鳴り声と共に、妄想から帰ってきた。年頃の男ですから勘弁して下さい。

  少し自分の妄想に反省していると先生が途中になっていた話を再開した。


『正義お前が説明した事を話すぞ良いか?大丈夫か?』

  俺は1つうなずいた。


『職員室に入ってきた正義がこう言ったんだ』

  正義『階段を上がっていたら突然この女の子が上から落ちてきたんです』

  先生『階段なのに上から落ちてきたー??』

  正義『俺もビックリですよ!前には誰もいなかったのに突然現れてみたいに、、、』

  先生『そんなマジックみたいな事あるわけないだろーお前じゃあるまいし』

  正義『本当なんです、本当に突然』

  先生『それでどうしたんだ??』

  正義『階段の真ん中ぐらいだったからとっさに抱きかかえて助けたんですよ!!』

  先生『でっ二人とも大丈夫なのか??』

  正義『俺は打撲と擦り傷位ですけど、この子が気を失ってるみたいで、、、』

  先生『正義!女の子はこっちのソファーに横にさせなさい』

  正義『わ、解かりまし た 』

  先生『正義!おい!!大丈夫か?お前頭打ってるんじゃないか?』

  正義『だ 大丈夫#$*よ 俺を誰だとお‘>+るん#&%<@』

  先生『おい!正義』

  正義『は は は』

  先生『正義しっかりしろ!!誰か救急に電話!!』


『こんな状況だったんだぞ・・・思い出せないのか??』

  説明を聞いても、何も思い出す事が出来ない・・・出来ないんじゃなくて記憶が無いんじゃないか?

  解かる事はこの女性が母さんって事、でも先生は名前すら解からない・・・

  あと解かるのは、、、家族?父さん姉貴、弟、母さんがいるって事だけと自分の名前だけ

  ふと病室のカレンダーに目を向けてみるが、、、2005年12月1日、、、

  そんな挙動不審の俺に気付いたのか、母さんが話しかけてきた


『あっ!今日は正義の誕生日なのに主役は病院で何してるのかしらね~』

  今日は俺の誕生日!?誕生日も忘れてる、、、

  やばい考えすぎてパニックになりそうだ、事故の事実と俺の状況

  どれをとっても、頭の中が整理できない。

  突然母が口を開いた・・・


『正義、取り合えず家に帰ろうか?体も大丈夫そうだしね~さっきお医者さんもね意識が戻ったら自宅に帰って良いって言ってたし~お薬もちゃんと貰ったし~ここよりはお家の方がリラックスできるでしょ??ネッ正義~』

  やっぱりこの人は只者じゃないとこの時はよりハッキリと痛感させられた。

  俺は何も言い返さずにうなずいて『うん』とだけ答えた。

  母さんは俺に肩を貸してくれて、そのまま寄り添うようにしてまるで子供のように家路に付いた。



    *    *    *    *    *    *    *    *



その記憶喪失から5年後、6年目の誕生日の日俺は永い眠りから完全に目覚めた。

不思議なことに俺には5年分の記憶もちゃんと残っていて記憶喪失から回復することとなった。


2011年12月1日21歳ここから始まる、始めようと決めた決意の日。

俺の名前は 天野正義あまのまさよし21歳

皆は正義せいぎと俺の名前を呼ぶ。だからあだ名はジャスティスなんて付けられるている。


5年を支えてくれた家族と言えば


父 天野光慈 どう考えても名前負けしてる親父。職業 出版社編集長補佐 編集長には程遠い

母 天野歌声あまのかこ 旧姓小川歌声 親父とは仕事で知り合ったが母さんは天野の苗字が欲しくて結婚したらしい     が真相は??

       職業 名前負けしてない声優!人気声優で知らない人がいないくらいの人

姉貴 天野風香 この名前を付けたのが良いのか悪いのか職業旅人・・・ルポライターって言えって

        いつも怒られるが風任せに旅をしてるから、旅人

弟 天野皇  母のスター力を受け継いだ天才児 現在16歳でサッカー日本代表U21にまで招集され                  る逸材。兄としては鼻が高い。


そして俺の職業は、子供の頃見に行ったマジックショーで買ってもらったマジック入門を隅々まで読みあさって家族に見せて喜んでくれるのがきっかけで、マジックに没頭。

12歳で国内大会で入賞13歳で2位、これがきっかけで世界大会に招かれて15歳の春に3位を獲得して一躍有名マジシャンの仲間入り。

記憶喪失中も、マジックだけは忘れてなくて腕も認知度も上がっていてラッキー!


こんな感じで説明終り!!明日から、張り切って仕事するぞー



彼の本当の人生(冒険)が始まる。



                                   続く 






初投稿、初執筆なので読みづらかったり、内容が解かり辛かったりしてる所はごめんなさい。

連載ですが、不定期投稿になる可能性も・・・

作者次第って事で、皆様宜しくお願い致します。

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