表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
11/12

第十話 赤髪美人

 「真央もオーディションに応募したからここにいるんだよな? なんで受けようと思ったのか聞いていいか?」


 「えっと、なんていうか勢いで......」


 現在知り合って数十秒の瑠菜さんとおしゃべり中。 めちゃくちゃぐいぐい来る人だなぁ......これが本物の陽キャか......。


 「勢いで応募したのに一次審査通ったのか!? 真央はすげえやつなんだな!」


 「いやいや、それほどでもぉ......」


 「そういう瑠菜さんはなんで応募したんですか?」


 「あたしか? あたしは面白いことが好きだからさ」


 「......それだけ?」


 「それだけ!」


 「瑠菜さんもなかなかすごい人なのでは......?」


 「やめろよぉ照れるだろ~」


 瑠菜さんはにやにやしながら頭をかいている。


 「ていうか、ずっと気になってたんですけど」


 「うん?」


 「声量が......」


 「あっ」


 二人で周りを見ると、部屋にいるほとんどが僕たちのほうを見ていた。


 「ごめんごめん......」


 「いえいえ......」


 「あたしよくいわれるんだよね、声がでかいって」


 「元気なのはいいことですよ」


 「くうぅ......真央は優しいな…...」


 僕たちは声のボリュームを下げて話を続ける。


 「にしても二次審査まで時間あるなぁ、どうやって暇つぶすか......」


 「......」


 瑠菜さんが壁にかかった時計をぼーっと見るのを見ていると、口が勝手に動いて、


 「赤髪美人......」


 「へあっ!?」


 「あっ」


 しまった! つい口に出していってしまった......どうしよう、キモイとか思われてないかな!?


 「そんなぁ~、美人だなんてぇ」


 「なし! 今のなし!」


 「なしにはなりません~、はっきり聞きました~」


 あれ? 思ったより、ていうか一切嫌がってなさそう......よかったぁ......。


 「へっへっへ、美人かぁ......真央にはこの瑠菜さんが美人に見えたんだなぁ?」


 「うっ......」


 「隠す必要ねえじゃねえか、言われてあたしは嬉しかったわけだし」


 「うーん......そういう問題じゃない気が......」


 「まあまあ、いいじゃないの」


 「いい、のか......?」


 「素直なのは良いことだよ~」

 

 瑠菜さん、にやにやしながら言っても説得力がないです......。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ