あの日の事を僕は忘れない…
僕は、中学3年 優希という名前だ
普通の中学に通っている。
と言っても今は不登校なのだが
僕は中2の時に全く友達がいなく、学校が楽しくなくなり不登校になった。
学校に行っていた時はよく隣の席の女の子と話していた。
その子は亜衣という名前だった。
「はーぁ、暇だなー」
不登校だからといって勉強を全くしないことはなく一応している
そこそこ頭がいいので別に学校に行ってなくても中3の範囲ぐらいなら理解できた
家でゴロゴロしていると
「コラァ!いつまで寝てるの!早く起きて朝ご飯食べなさい!」
「うるさいなぁ、わかってるよー」
渋々ベットから体を起こしご飯を食べにいく
食べ終わった後も再び寝る。
今まで、ひたすらこの生活を繰り返してきた
午後5時ぐらいになると、亜衣が毎日来る。
ピンポーン
いつも最初は無視するのだが、僕がずっと家にいることは知っているので結局僕が出る羽目になる。
「また来たの?」
「当たり前じゃん。はい今日のプリント」
「ありがと」
「また明日ね!」
「うん」
今日も帰っていくの早いなー
もっと話したいのに
亜衣とは
幼稚園も同じだったし、小学校も同じだったし、中学校も同じだ。
僕は、人見知りが激しく1人も友達ができなかった。
だけど亜衣はずっと隣にいてくれた
教室で1人でいた時も話しかけてくれる
亜衣にとっては弟みたいな存在だったかもしれない
だが僕は違った。
いつからから覚えてないけど亜衣のことが好きになった
しかし、思いは伝えられずじまいだった
最後までお読み頂きありがとうございます!