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変わった世界

 親父が死んでいたのはかなりのショックだった。親父は僕の良き理解者であったし、何よりもノリが合っていた。あんな軽いノリで話せた家族は親父だけかもしれない。でも僕が好きで受け入れたんだ。親父には悪いけど、この世界で本懐を全うするしかない。そうだ、本懐……?

「あ、忘れるところだった……」

 僕が、ここにいる理由。変えたい未来が、救いたい命があるからだった。とりあえず鞄を首に掛けて時計を見る。八時になろうとしていた。

「走れば間に合う。今からやるんだ」

 顔をパンパンと叩いて気を引き締めた。靴を履き、玄関を思い切り開けて走る。後で母さんが慌てないの、と言っていた。あの子が待ってる。

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