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依琉も金持ちだが、雛も負けてはいない。


おかげで今のオカルト研究部は例年にないぐらい裕福だ。


それでも気苦労しそうなウンザリ顔の神無月と九曜、そして楽しそうにはしゃぐ榊や雛の顔を思い浮かべると、依琉の顔には自然と笑みが浮かんだ。


―だがその笑みも、翌日、従兄の姿を見ると固まった。


チャラ男から、真面目な男性へと変貌していたのだ。


一瞬別人かとも思ったが、どうやら本人らしい。


しっかりとスーツを着込み、茶髪も黒く染め、セットしてきた。


ピアスや指輪などアクセサリー品は一切付けず、メガネしかかけてこなかった。


そのメガネもいつもなら、コンタクトレンズを装着していたはずなのだが…。


両親を脇にはさみ、従兄は深々と祖父と依琉に頭を下げた。


これまでの悪行を詫び、今後は心を入れ直すので婚約することを許して欲しいと、真剣な表情で言った。


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