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祖父はとりあえずその彼女に会ってから、と言い、三人を帰した。
「彼の変貌ぶりには驚きましたね…。恋の魔力と言ったところでしょうか?」
依琉も驚くぐらい、変わっていた。
前までは依琉の顔を見るたび舌打ちをしていたが、今では笑顔で挨拶をしてくるほどだった。
「うむ…。依琉、ちょっと調べてくれんか?」
「探偵料は高いですよ?」
「今年の旅行はお前の希望の所にしよう」
「ではパリでお願いします。パリで美味しいと評判のお菓子、神無月と雛が食べたいと言っていましたので」
そう言いつつ、依琉は動き出した。
依琉は独自に調査員を持っていた。
それは千里眼を持つゆえ、時々依頼が来るので、仕事としてこなす為だった。
調査員に従兄の彼女について調べるよう言い渡し、三日後に結果報告が届いた。




