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独白

作者: 穂穏花

自分より大切なモノってこの世にあると思う??

どこもかしこも綺麗ごとばかり

いじめを無くすとか

犯罪を無くすとか

そんな方法を根拠といえる根拠も並べずにぐだぐだと話す

馬鹿みたい

いじめを無くす?

犯罪を無くす?

そんな方法も分からないのか

私達人間が死ねばいいんだよ

人間ってゆうくだらないものが大量生産されているからこんなことが起こるんだ

そして人間というものは実にくだらないものを大切にしている

それは「正義」

一人に付き1つの正義

正義を唱えると自分が正当化されるように思う

そんな馬鹿で愚かな生き物

でも人間は自分が唱える正義の中にどれだけの犠牲が隠れているか数えたことはあるかい?

せいぎせいぎせいぎせいぎせいぎせいぎせいぎせいぎ

ほら、正義の数だけ犠牲は存在するんだよ

善と悪はいつも紙一重だから

オセロの裏と表と同じだから

たったの黒と白の違いだから

それなのに人間はいつも白にいようとする

白にいることがそんなに大切なのか

人のために善いことをする

それはなぜか

自分に返ってくるから

外見が全て

そんな世界だろう

自分自分

そんな世界

人のために、人のために

そんな風に世界は回っていない

二十四時間がたてば

何もせずに明日が来る

一秒一秒を大切に過ごしたことはあるかい??

そんな人どこにもいないだろう

この世の全てを知っているような顔をして

ほんとはなにも知らないくせに

じゃあお前らは何を知っている

初めて雨が降ったとき

雨がいつか止むということを知っていたのか

あたりまえに思っている中に人間の本質があることを忘れないでほしい

人間は弱くて愚かで馬鹿な生き物

そしてこれを書いている人も人間だということを

どうか忘れないで

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