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久しぶりに今まで投稿した小説のアクセス数を見てみました。



……0だと思ったらそうでもなかった。タイトルに騙されて(※騙してない)読みに来る人がいるのは驚きだった。片手に収まる数だけれど、それでも、0でないことに驚く。


投稿されている他の方の小説は、どれもこれもみんなちゃんと小説になってる。自分で書いたものとは、文章の質も、量も、面白さも、構成も、みんな違う。むしろ自分の小説は小説になってるかどうか微妙なのだ。


プロットを建てられればまだマシなのかもしれないが……。


……否っ!建てたプロットの肉付け(文章化)が出来ないのが問題なのだ!

そもそもプロットを建てたところで、いざ文章にしようとすると、文に“厚み”がない。描写が薄くて、それぞれのシーンが長続きしない。すぐに展開が進むので、不自然に感じてしまう。


プロット自体、建てたときはその流れが理解できるのだが、後になって、もう一度プロットをみると、自分がどう考えてそのプロットを作ったのか、プロットの奥の、“小説の世界”の想像が出来なくなる。一言で言うと、()()()()()()()のだ。そうして大体はプロットを建て直す。“世界”がはっきりしないまま…。



それでも。描きたいセリフはある。言いたいことはある。理由もなく出てくる言葉に、深みも厚みもあるはずないのかもしれない。『なぜそう言えるのか』と言われると、理由を答えられないことの多い主張を、私はよくする。


―――私は私の主張の生まれた理由を把握していない。


―――私は私の思考を明文化することに苦労しがちである。


―――私は私の伝えたい意思に適する言葉を探しきれないことがある。


結局はそこに行き着いた。私の思考や感情と私の使う言語の、領域やニュアンスと言うものが適合していないのだ。


国語の授業であった内容なのだが、言語という“一定の形状をした型”に、本来不定形である感情を当てはめることで、感情は形を持ち、言語化することが出来るのだという。


それならば、私は、感情を当てはめる(言葉)をを使ったときにしっくり来ないのは、語彙力が足りない、若しくは、適当な言葉がないことによって、表現したい感情との不一致が生まれるのが原因なのだろう。


そもそも私は、文章を読んだときや、物事を知覚したとき、言語的な理解ではなく、感覚的に理解しがちだ。非言語レベルでの思考に落とし込むことで理解するため、文章を読んで理解するのには長けているが、表現力は劣る。形あるものを溶かして吸収するのは楽だが、形の無いものに形を与え表現するのは厳しい、と言ったところだ。


言語には限界がある。それは仕方ない。



………ところでそろそろこの文章を終わりにしたいのだが、なかなかまとまらない。

心に移りゆくよしなしごとを、そこはかとなくかきつくれば、あやしふこそ、果てなきかな。


ううむ…どうやって締めようか…?






……あぁ。終わらせ方を思い付いたということを記して締めればよかった。

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