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悪の首領(ボス)の世界征服術  作者: 黒牙 透
第4章タノマ地区編【壱】
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第4章第49話未来の平和なき冒険その17~コウチシティ決戦(迎撃)~

 いつの間にか四万PVを越えていました。ありがとうございます。

 「うおっ」


 次郎は小刀の骨格標本(スケルトン)が繰り出す、小刀を必死にかわす。次郎も隙を見て反撃を試みようとするが、小刀の骨格標本(スケルトン)は隙のない動きで反撃できない。


 「キキキキキ」


 「敵の援軍か」


 次郎以外の三人は次郎を援護しようとするものの、他の部屋からやったきた骨格標本(スケルトン)達に阻まれていたため援護は出来なかった。


 「『二類疾風拳』」


 「『火焔弾(かえんだん)』」


 「うおおおおぉ」


 三人は次々と骨格標本(スケルトン)達を倒していく。しかし次から次へやってくる骨格標本(スケルトン)達に三人は少しずつ体力を削られていった。


 「ぐうっ」


 三人の援護が無い中、次郎は応戦し続ける。が、小刀の骨格標本(スケルトン)の攻撃を浴びて転倒してしまう。

 急いで体勢を整えようとするが、小刀の骨格標本(スケルトン)が次郎の真横で小刀を振り落とす寸前だった。


 「万事休すか……」


 その言葉の直後、次郎に向かって小刀が振り落とされる。


 「んっっっ」


 しかし、小刀は次郎には当たらず、横から来たジョンのナイフに遮られていた。


 「ここは俺に任せろ。次郎はあっちを頼む」


 次郎はジョンの言葉に従い、迫夜達の支援に向かう。なぜジョンが居るのかというと、迫夜と未来の頑張りによって骨格標本(スケルトン)達の一部が倒され、手薄になった場所を通って次郎の元にやって来たのであった。


 「久々かな。近接戦闘は」


 ジョンはそう(つぶや)きながらナイフをもう一本取りだす。両手にナイフを持ったジョンを見て、小刀の骨格標本(スケルトン)激昂(げきこう)する。


 「オレノマネ、キライ、キライ、コロス」


 「……来い。相手は俺だ」


 まず動いたのは小刀の骨格標本(スケルトン)だった。小刀の骨格標本(スケルトン)は瞬く間にジョンに接近し、小刀で切りつける。しかし、小刀はナイフの刃先に弾かれ、ジョンには当たらない。対するジョンはすかさずナイフで追撃を試みるが、弾かれなかった方の小刀に止められてしまう。


 「一筋縄ではいかないか……」


 ジョンは愚痴をこぼしながら再び、迫ってきた小刀をナイフで止める。そして突然、片方のナイフを小刀の骨格標本(スケルトン)に投げつけたのであった。


 「!!!」


 突然の行動に小刀の骨格標本(スケルトン)は、一瞬動きを硬直させる。だが、それもほんの(わず)かで飛んできたナイフを右手の小刀で受け流されてしまった。


 「マサカ!」


 ジョンのナイフを受け流した瞬間、小刀の骨格標本(スケルトン)は自分の失態に気付いた。


 「遅いぃ」


 直後、小刀の骨格標本の右手首にナイフが刺さっていた。小刀の骨格標本(スケルトン)は痛さは平気であったが、衝撃で小刀を落としてしまう。


 ジョンは小刀の骨格標本(スケルトン)に考える時間すら与えずに、左手首にナイフを当てようとしたが、あと一歩の所で小刀に遮られてしまう。


 「ヤルナ、キサマ」


 小刀の骨格標本は落とした小刀を拾うのは愚策と思ったのか、後ろに下がり体勢を整え直していた。


 「第二ラウンドっていったところか……」


 ジョンもまた体勢を整え、お互いに(にら)みあっていた。そしてその瞬間は突然やって来る。小刀の骨格標本(スケルトン)がジョンの方へと駆け出してくる。ジョンも同様に小刀の骨格標本(スケルトン)の方へ駆け出す。


 「うおぉぉぉぉぉぉ」


 「キィシァァァァア」


 お互いの雄叫びと同時に小刀の骨格標本(スケルトン)は小刀を、ジョンはナイフを相手へと突き立てた。


 時は過ぎ、ジョンと小刀の骨格標本(スケルトン)は互いに背中を向けていた。どちらも銅像のように動かず、その場に立っていた。


 「ガァァァァ」


 そして突如、小刀の骨格標本(スケルトン)の体に亀裂が入り、骨格標本(スケルトン)は奇声を出しながら倒れていく。

 それと同時にジョンのナイフの刃の部分にも亀裂が入った。


 「……」


 ジョンは亀裂の入ったナイフを投げ捨て、次郎達の元へ向かった。





 ジョンが次郎達の元に到着したとき、既に戦闘は終わっていた。とは言っても、骨格標本(スケルトン)達が侵入してくる場所に、骨格標本(スケルトン)の死骸やその辺に落ちている瓦礫でバリケードを作り(ふさ)いでいるだけで、いつ壊されて骨格標本(スケルトン)が入ってきてもおかしくはなかった。


 「これからどうするんだ?」


 「少し休憩したあと、中央基地まで走る」


 「それしかないか……」


 ジョンは次郎に今後について尋ねるが、帰ってきたのは案ですらないただの強制突破だった。


 十数分後、次郎達は出発しようとしていた。バリケードは半壊しており、いつ骨格標本(スケルトン)達が雪崩れ込んでもいい状態だった。


 「もう退くのも進むのも地獄か」


 ジョンは後ろを向きながらそう言う。四人の後方、四人が入ってきた扉側のバリケードが壊され、大量の骨格標本(スケルトン)達が雪崩れ込んでくる。


 「俺なら、前の敵を吹き飛ばして前に進む。いくぞぉ~『特級風死拳(とっきゅうふうしけん)』」


 迫夜が扉の前で大技を繰り出す。それは拳から衝撃波であった。右手に(まと)った風が前方のバリケードを破壊していく。吹き飛ばされたバリケードの残骸が後ろに居た骨格標本(スケルトン)達を襲う。


 「今だ、いくぞ」


 前方の道に骨格標本(スケルトン)達の姿が見えなくなったのを確認した次郎の掛け声と共に四人は前にむかって走り出した。


 バリケードが会ったところを抜けると左右に無事だった骨格標本(スケルトン)達が居た。

 しかし、四人は骨格標本(スケルトン)達には目をくれず、ただを前に突き進んでいった。



 数十分後、四人はとうとう中央基地の建物の前へと辿(たど)り着いたのであった。

 次回予告


 とうとう中央基地に着いた四人。その中で待っていたのは四人目の四幹だった。次回未来の平和なき冒険その18~コウチシティ決戦(突撃)~

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