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収集癖

作者: 別府のもっさん

今朝は月曜日、生ゴミの収集日。



『まったくカラスの奴!』


『ガサガサ』ゴミに群がるカラスを追い払って、出勤途中にゴミを出す。



俺は、しがないサラリーマン。


女房は、遊園地でメンテナンスの仕事をしている。



ストラップ、未使用の袋入り割り箸、フィルムケースなどなど、女房は、職場から色んな物を拾ってくる。


もちろん、ゴミ箱に捨てられている物だ。



部屋は散らかるばかり・・・



ある日、散らかった部屋を、ガサガサしてる女房を見ながら『少しは片付けろよ。』俺は言った。



『ガサガサ』



『まったく!何でも拾って来て・・・ん?』俺は思った。


『この様子どこかで・・・今朝のカラス!?』俺が言うが早いか。



『カ〜カ〜!』鳴きながら、女房は窓から飛んで行った。

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