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天使と悪魔と人間と  作者: 星野聖龍
二章黒の日本刀
8/9

力の意味-1

天使と悪魔と人間と


二章黒の日本刀

第8話力の意味-1


頭が冴えてる…妙なまでに落ちついている

「冷花…さん」零地を睨みつつ声をかける

「なに?冷花で良いわよ」

「冷花、悪いが戦えるか?」

「ええ、大丈夫よ」

冷花が刀をにぎりしめる…よく見たら氷だ

氷刀ってところか

「あいつの動きを止めれないか?」

「多分…2秒が限界…」

「十分だ、合図をしたら止めてくれ」

「えっ?あ、うん…」急に仕切り始めた俺にびっくりしたみたいだな

「足止めはどんなタイプだ?」

「牢屋…だけど…?」

「ありがとう」零地を睨む

「そろそろ良いですか?」零地がニヤニヤしながら聞いてくる

「ああ、またせたな、行くぞ!」

音速のギリギリで突っ込む

音速を超えると体への負担がデカい…

「早い…」冷花が呟く

「来い!!!」

奴の刀が迫る!見える!右上から左下!

正面!と見せかけて刀すれすれで零地の横に飛ぶ

そして避けながら体を捻ってけりを放つ

「ぐぅ」零地に当った

もの凄く痛そうだったがもうケロっとしてやがる…

なにか…不自然だ…

体が常に回復してるような…

前も懐…胸の辺りに穴を開けたがその通り直後に治り始めていた

もし回復能力があるなら…どうやって倒せば良い!?

「なぁ零地…」睨みつつ体の力を抜く…

「なんでしょうか?」変わらずにこやかに返してきた

「お前の能力は回復…か?」

「えっ?」冷花がおどろく

「お前は前に戦った時致命傷なはずの傷をすぐさま治してみせたろ?」

零地が少し考え…冷花はへ?と頭の上で?マ-クを浮かべている

「そして今回はけりを当てたら苦しそうだったが、今はケロッとしてやがる」

「…惜しいですよ…これは回復じゃない」

「そうか!ならこれはどうだ!」

左ジャブ!右ハイキック!2連撃!

「ぐっ!」零地はフラっとしたあと少ししてから構えなおした

(治りが遅い?もしかして同時にダメ-ジを受けると治らないんじゃ)

「う!」

零地がザッ!と距離を詰めて来て

くっ、刀が!だが!見える!

ブン!と空振り…やば!

「これで…どうです!」

ぐきっ!返す刀の軌道が急に変わって

シュパ!くっ服が切れた…

「くっ…」おかしい…零地が腕をぶらん…今度はすぐ…構えなおした

「リク!大丈夫!?」冷花が駆け寄ってくる

「危ない!」ブン!零地が冷花に向けて刀を振った

ヒュ。それだけの音を出してなにかが冷花に向けて飛んでくる

「掴まれ!」冷花に音速ギリギリで走り込んですかさず…言うならば…お姫さま抱っこで救助

そのすぐに冷花が居た後ろの木がス-…ドサドサドサ~と倒れた

「冷花大丈夫か?」

「はい…」ウルウルの瞳…

「本当に大丈夫か?」

「あっうん大丈夫…ねぇ…降ろしてくれる?」

「おっと失礼」そっと降ろす

「くっ………」零地がまた変だ腕からグキグキ…と音がする

「はっ!今だ!冷花!足止め!」俺は走り出す

「え?了解!」フワァパキパキ…周りの空気が凍りつく

「零地!お前の能力は高速自然治癒だ!」なら!

「アイスプリズン!」冷花が足止めをしてくれたらしい

零地の周りを牢屋のように囲む!

「冷花!すまない!一個所開けといてくれ!」

「ふっ!」ガコン!鉄格子が一個所外れた

「お前の弱点は連撃!だから!」

(同時にダメ-ジを与え続ける!)

「おらぁ!」加速した俺はドロップキック!

「くは!」格子に背中をぶつけている

「まだまだ!」

回しげりで横に飛ばして吹っ飛んでる間にフロントキック!

さらに背中に回り込んで右ストレ-トからのアッパ-!

天井にぶつかって落ちてきた奴に

「ここは俺の距離だ!」

最大限に体を捻って放つ音速の回しげり!

バリ-ン!!!アイスプリズンが粉々になった

ドサッ…

「終ったのか?」

零地は白眼むいている…

「冷花…ありがとう…助かったよ」

「べっ別に仕事だから手伝っただけよ!」プイッ、そっぽむいた

「それでもありがと」


その後ヘブンズの連中が来て零地を連行してった…

後は…まかせるしかないか…取りあえず終わりだな

体の消耗も激しいしな

「ミッションコンプリ-ト!てな?」


2013-01-20


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