大きくなってから幼馴染って知ることってない?
長いHRが終わり昼休みになった。
「美奈、食堂行くけど一緒に行くか?」
「弁当は?」
「あるけど一応見ときたいんだよ」
「私の分はあるの?」
「なんでお前の分まで作らなきゃいけないのかわからないけど作ってある」
「だって私が作ると黒い何かしかできないんだもん」
「確かに」
美奈が作る料理は料理というよりも兵器に近いと思う。
だって食べた人は十中八九病院送りになるんだから。
「今まで食べきったの円だけだもんね」
「俺もやばかったけどな」
二度とあんな思いはしたくない!!
「食堂か、別にいいよ円と一緒なら♪」
「お前、そんなことよく言えるなぁ」
「まぁね」
「二人ともお暑いねぇ」
「「誰!?」」
声のした方向にはダンボールが置いてあるだけで誰もいない
何でこんなところにダンボールが?
「誰?こんなところにダンボール置いたのは?って重!」
ダンボールを持ち上げようとしているようだが持ち上がらないようだ。
「美奈、下から持ち上げろ」
「わかった」
美奈がしゃがんだ瞬間、美奈が悲鳴を上げて飛び上がった
「どうした美奈!?」
「ダ、ダンボールの中から・・・・手が」
「手?」
見ると確かにダンボールの中から手が出てダンボールを抑えていた
「おい、そこのダンボールに入っているやつ出て来い」
「これはただのダンボールです」
「ただのダンボールは人の言葉を話しませんいいから出て来い」
「この中が落ち着くんだ」
「落ち着く前に周りの目を気にしろ」
「・・・・・・・」
「黙るな!お前、名前は?」
「さっき自己紹介で言ったはずだが?」
「俺はダンボールが自己紹介をするところを見た覚えはない」
「なら、もう一度自己紹介しておこう」
そう言ってダンボールから出てきたのは背の高い男だった
「俺の名前は青山伊縁よろしくな!早乙女、花岡」
「・・・・なあ、お前さ俺たちとどっかで会ったことないか?」
「会ったことあるに決まってるだろ」
「なんで?」
「だって俺、お前達と小学校同じだったじゃん」
「「嘘!?」」
「何で嘘付かなきゃいけないんだよってか覚えてないのかよ!地味にショック」
「だ、だって俺たちお前と話したことも無かったし」
「だいたいあなたみたいな人クラスにいなかったよ?」
「そりゃ隣のクラスだったしだから話したことないのは当然だろ?」
「じゃあなんで私達の事知ってんの?」
「お前達は学校では有名人だったからなそれに・・・」
「「それに?」」
「俺、お前達を助けたことあるんだぜ?」
「「え!?」」
「い、いつ?」
「ど、どこで?」
「あわてなくても今から話してやるよ、あれは・・・・」
第8話いかがだったでしょうか?
今回から登場した新キャラ青山伊縁、彼の身長は180を越えております。
彼も一筋縄ではいかないようなキャラですが暖かく見守ってあげてください。
次回は伊縁の回想に入ります。
さて作者の身の回りの事ですがついこないだちょっとした祭りの様なものがありまして
そこでぶらぶらしていると周りにはカップルばかりがいて独りでいるのが悲しくなりました。友達にメールをうつと用事があると断られてしまい結局一人ぼっちです。
一言言わせてください「彼女ほしい!!!!!!!!!!」
・・・・・以上です。