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青春謳歌  作者: 人知らず
57/60

番外編クリスマスの過ごし方 陽助・優編 (1/2)

こんな時期になってまでまだ終わらなくてスイマセン!!

あと数話で終わりますんでもう少しだけ待ってください

尚、今回は二話に分けて陽助と優のそれぞれの目線で書いていきます。

まず、一話目は陽助目線からです。

クリスマスの夜

特別な夜でも東中二年の陽助は後輩と友人達と共にゲームセンターへ来ていた。

クリスマスに何故ゲーセン?と思う人もいることだろう

だが、これが彼にとっては毎年の恒例行事となっている。

まあ、ゲーセンを選んだのは只単に楽しそうだからという簡単な理由なのだが・・・・





















「お前ってさ・・・・彼女とかつくんないの?」


「は?彼女?」


彼女か・・・・無理だろ


「俺に彼女が出来るのってたぶん何とかの予言くらいの可能性だと思うぜ?」


「いやいや、どんだけ低いんだよ」


「俺の場合つくるとかの問題じゃなくて出来るかどうかの問題なんだよ」


・・・・・何で思いっきり睨むんだよ

俺はホントの事を言ってるだけだろ?


「・・・・・はぁ・・・・委員長がかわいそうだな」


「ん?委員長がどうかしたか?」


「何でもねぇよ。そんな事よりお前はゲームやらないのかよ」


「・・・・そうだな。ちょっと両替してくる」


「早く帰って来なさいよ!」


男がああいうのやるとかなり気持ち悪いな・・・・

とりあえず無視!














両替・・・・できねッ!

機械は壊れてるし、受付に人いねぇし、俺どんだけ運悪ぃんだよ!

・・・・コインのとこで両替とかできんのかな?

そんな風に思いながらコインゲームの並ぶ中を通っているとその中に見覚えのある顔がいるのに気がついた。


「・・・・・浜上?」


「ッ!!」


いきなり声をかけたのが悪かったのか驚いた拍子に椅子ごと後ろに倒れた。

頭は打ってないみたいだけど・・・・驚きすぎだろ・・・・

何とか起き上がったが目は涙目になっている


「だ、大丈夫か!?」


「だ、だいじょうびッ!・・・・」


思いっきり噛んだのか今度は口を押さえてうずくまる。

だが、すぐに何事もなかったように立ち上がった。


「大丈夫です」


「・・・・・・」


どう見ても大丈夫じゃないだろ・・・・

まあ、怪我はなかったみたいだけど


「そんなことより・・・西山君は何でここに?」


「今日ってクリスマスだろ?だから毎年ダチとここにくるって決めてんだ」


「さびしいですね・・・・・」


「そうか?結構楽しいけどな・・・・そんなことより浜上は何で?」


「私は・・・・まあ・・・暇つぶしです」


「じゃあ、俺等とあんまり変わんないじゃん」


「・・・・・・・」


黙って俯く浜上


「一緒に来るか?」


「・・・・え?」


「一人で過ごすより大勢で楽しくやろうぜ?」


浜上が全然そういうキャラじゃないのは知ってるけど

やっぱり一人は寂しいだろ


「・・・・いいの?」


不安そうな顔で聞いてくる。


「気にすんなって!俺等の仲だろ?」


「そんなに仲良くなった覚えはないんですが・・・」


「だから気にすんなって!気にしちゃ負け。記憶したか?」


「・・・・・分かりました。どうせ一人じゃつまらないですし・・・」


やっぱりつまんなかったんだ。

俺の予想的中!

あ、そういえば・・・・


「なあ、浜上」


「・・・・何ですか」


「両替機ってある?」


「・・・・この台の裏です」


ちなみにこの台っていうのはさっきまで浜上が熱中していたスロット台のこと

なんか、イメージに合わないんだけど・・・・

まあ、見つかったからいいかな?























残ったコインは預けることにしたのだがその枚数は1000枚を超えていた。


「・・・・・・なあ、お前」


「そこから先言ったら殴ります」


「・・・・・はい」

ご意見・ご感想よろしくお願いします。

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