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青春謳歌  作者: 人知らず
24/60

他の人を観察するのってなんか楽しくない?

全校集会を終え教室に戻っても話しの内容は裏生徒会の事ばかりだった。

当然といえば当然だろうだっていきなり裏生徒会とかいいだして来週には対決をするとか言い出して

ほんとに漫画みたいな展開だもし俺が主人公だったらこれに巻き込まれたりして


ピンポンパンポン♪


ん?放送?・・・いやな予感がする


『今から呼ぶ生徒は生徒会室に来なさい1年7組青山伊縁、桜井千香』


青山と桜井?あいつ等なんかしたのか?


『北村光輝、花岡美奈』


美奈達も?


『早乙女円』


・・・・まあそうだと思ったよ?でも今呼ばれたメンバーってなにかしたっけ?


『2年1組坂元勇樹、浜上優以上の生徒は今すぐ生徒会室に来なさい』


今呼ばれたメンバーって・・・・こないだのメンバーじゃん!!なんかまずいことしたっけ?

・・・・・・飲酒、銃刀法違反・・・・しましたね!

まずい!!あれがばれたんだったら退学じゃすまない!!

とにかく!急いで行かなきゃ!!


「美奈!青山!桜井!変態行こうぜ!!」


「うん!」


「急がなきゃね」


「また変態って・・・」


「ちょっと待て!!今ダンボールから出るから」


「早くしろよ!!」


「・・・・・やっと出られた!!行こうぜ」


詰まるくらいなら入るな!!


「何で呼び出されたんだろうな?」


青山・・・お前がやったことだろうが!!

まあ、あの時の事覚えてるの俺と陽助と勇樹さんくらいだからな


「しらねぇよ」


ほんとは知ってるけどな


ドン!!


「あ、すいません」


やばっ!!ぶつかった人明らかに不良じゃん


「あ?なめてんのかコラ!!」


「ぶつかってきといてすみませんだけか?」


「すみませんで済んだら警察いらな・・・くもないか」


どっちだよ!!って突っ込んでる場合じゃない相手は3人か・・・


「え、円・・・?」


「美奈達は先に行って」


「え?でも」


「いいから行って!!」


「わ、わかった行こう?」


「早乙女・・・死ぬなよ」


「死ぬか!!」


「早乙女君気をつけてね?」


「おう」


「早乙女」


「邪魔」


「ひどい!!」


最後のは北村ね!

さて行ったか・・・どうしよう・・・この状況・・・・


「おいおい、一人でやんのか?」


「冗談は顔だけにしろよ」


「そうだぜ?女のクセに強がりやがって」


「・・・あ?」


女?誰が?

周りを見るが誰もいないつまり・・・

俺か?


「お・・・ん・・ね・」


「なんていったんだ?」


「きこえねぇぞ?」


「もう一回言ってみろ!!」


「・・・だから・・俺は?」


「「「俺?」」」


「俺は女じゃねぇって言ったんだ!!!」


バゴォッ!!


「ゲハッ!!」


「章!!」


女扱いした罰だ!!


「このヤロッ!!」


他の奴が殴りかかってくるがそれを冷静にかわし反撃に出る


バキッ!!


「ゲフッ!!」


「章!!!」


こいつも章って名前かよ!!


「コイツ!!」


最後の一人だ!!


ドゴッ!! 

ドスッ!!


「ガハッ!!」

「ガフッ!!」


俺が最後の一人を殴ると同時に背後からも同じような音がした。

振り向くとさっき倒したはずの奴が倒れていたその手には刃物が

そして、その横には俺とあまり変わらないような体格の奴がいた


「おい、お前」


周りを見るがやはり誰もいない

ということは俺に言ってんだな

ネクタイの色からして先輩か・・・


「ハイなんですか」


「お前、喧嘩するならちゃんとやれ!!」


そんな事言われても・・・


「俺が助けなきゃお前今頃死んでたぞ?」


やっぱり刃物の奴をやったのはこの先輩か・・・・

強いのか?


「強いさ少なくともお前よりかずっとな」


心を読んでる!!


「おいおい、驚くなよこの位たいしたことないだろう・・・お前がやったこと・・・人殺しに比べれば」


「ッ!!!」


なんでこの先輩知ってるんだ!!


「驚いてるな・・・なんで知ってるかって?それは言えないな」


俺は無意識のうちにその先輩に殴りかかっていた。

俺の拳が当たる直前右頬に強い衝撃を受けて次の瞬間には体が宙を舞っていた。

殴られたのだと気づいたのは地面に激突してからだ。

この人強い!!そう思うと同時に目の前が暗くなりだしそして真っ暗になった。






















「・・・・・・・・・・んッ!!!」


声が聞こえる。

俺が起きるとそこはベットの上だった。


「円ッ!!!!」


枕元には美奈がいたどうやらさっきの声は美奈の声だったらしい

美奈は涙を流していた。


「もう・・・円のバカ!!!心配したんだから!!!」


泣きながら大声で叫ぶ美奈

保健室はお静かに!!とではなく今は只誤りたかった


「・・・・ごめん」


一言誤ると起き上がり今も泣いている幼馴染の頭の上に手を置こうとしたが


          


           お前がやったこと・・・人殺しに比べれば





その一言を思い出し手を止める。

そうだ、俺にこいつを慰める資格なんて・・・・

そんな事を思っていた俺の手を美奈が掴み自分の頭の上に置いた


「・・・・撫でてよ」


「はぁ?」


「いいから撫でて!!」


「・・・・・でも」


「いいから!!」


顔を赤くして叫ぶ美奈その顔がたまらなく愛おしくてたまらなく可愛らしくて自分の思っていたことを忘れさせた。

言われたとおりに撫でてやるとすぐに泣きやみ気持ちよさそうな笑顔になった。


「えへへ」


「何だよ」


「円に撫でてもらうのなんて久しぶり」


「そうか?」


当たり前だ俺が美奈に触れることを拒み続けてきたんだから


「なんかさ、円に撫でてもらうとさ落ち着くんだよね」


「・・・・・そっか」


一時、たった少しの間でも昔の事を忘れて美奈と恋人でいるような気分になった。

その時間が続くことを拒んでいるのは自分だというのに・・・・・











この時の円は知らなかったあの先輩がなぜ自分のところに来たのか

なぜ昔の事を知っているのかそして自分の中の気持ちの変化に・・・・




第22話いかがだったでしょうか?

作者の作品のキャラなのですがまた新しいキャラを考えております。

どなたかこんなキャラを出して欲しいという方はどうぞお願いします。

番外編のお悩み相談もぜひ見てくださいね。


キャラクター紹介

No.11 浜上はまがみゆう

高2 女 身長165cm 体重49kg

好きなもの 甘いもの、読書、明るい人

嫌いなもの 辛いもの、幽霊、不良

趣味 読書、書道

誕生日 1月1日

血液型 A型

オレンジの髪に赤い瞳を持もつ

陽助と勇樹のクラスの学級委員長であり家は由緒正しき家柄で小さい頃から礼儀作法を教え込まれていた。

中学まで女子高ばかりに行っていたが事情により東中に行く事になった。

静かなところにずっといたため誰とでも明るく振舞える陽助にあこがれている。

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